介護保険制度の見直しを進めてきた厚生労働省は、特別養護老人ホームの入所基準を、原則、「要介護3」以上の高齢者に限定するなどとした意見書を正式にとりまとめた。
20日の厚労省の部会では、特養ホームの入所基準を「要介護3~5」の高齢者に限定するとしたうえで、「要介護1・2」でも、在宅介護が困難な場合には入所を認めるとした意見書が提示され、了承された。
また意見書には、介護施設に入所する低所得者向けの補助制度について、預貯金が夫婦で2,000万円、単身者で1,000万円を超える場合は、対象外とすることも盛り込まれた。
厚労省は、2015年度から実施する方針。(フジテレビ系)