厚生労働省は、居宅介護支援事業所の指定を市町村とすることや、介護支援専門員(ケアマネジャー)の研修などに関するパブリックコメントの募集を開始した。現状の課題と、それを解決するための対策案を、「介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後のあり方に関する検討会」(座長=田中滋・慶大大学院教授)に提案したことを受けての募集。

 パブリックコメントでは、▽介護保険法における「自立支援」と、それに向けたケアマネジメント▽ケアマネジャーの支援のための地域ケア会議の役割強化▽地域包括支援センターにおける介護予防支援業務▽主任介護支援専門員の役割▽居宅介護支援事業所の指定を市町村とする点▽ケアマネジメントにおける医療との連携▽実務研修受講試験や研修カリキュラムなど、ケアマネジャーの専門性の向上▽介護保険施設におけるケアマネジャーのあり方-について、現役のケアマネジャーらから意見を募っている。

 寄せられた意見は、同検討会の取りまとめや制度改正などの際の参考として活用される。募集は31日まで。所定の様式 に従って意見を書き込んだ上で、インターネット上か、郵送、ファクスで提出する。(CBニュース)