乗る時も降りる時も人間世界、ドラマが見受けられる。
人間模様を見るなら飛行機と言う閉鎖された世界が一番だといつも思う。
優先搭乗がある。俺は国内線は都バスと同じだと思っているからいつもエコノミーの且つ超割引。
先に乗る人は何となく優越感、俺はそれを後ろから見る、なんちゃって階級社会。
残った客は平日はまだ良いが休日などは観光客がドドッとなだれ込む。
通路、平気で後続待たせて通路独占し頭上の荷物入れに、これまた大きい荷物を入れている。
預ければいいものを幾つも持ち歩く。貧乏人が全財産持ち歩いているようだ。
挙句の果てに入らんから俺の隣の客は足元に突っ込む若い姉ちゃん。俺も窮屈だが一言も挨拶なし。
その上狭いしシートだから接触しないでとばかり体を離そうとする。俺がデブだから限界がある。
このブス！俺がスケベに見えるか！誰が触るか！俺も離す。更に窮屈。
キャビンアテンダーがマニュアル通りのシンクロ姉ちゃんみたいなつくり笑顔で廻ってくる。
派遣で夢がようやく叶った顔つきだ。
後ろの客が新聞読んで端が俺の頭をこずく。２回我慢したがまたやったので、振り返り注意する。謝りもしねえ。
こんな輩だけではないけど、多いな。
俺？品行方正、気を遣いますよ。