わたしたちは、過去のこころの痛みを常に感じているわけではありません。
それでは苦し過ぎるため、無意識のうちに、感情を感じないように抑えつけたりマヒさせたりしています。
普段抑えつけている感情は、心配事など起きた時や、一人静かになったとき、朝目覚めたときなど、抑圧が効かなくなったときに突然溢れ出してきます。
抑えつけられなくなった感情は、火山が噴火するように爆発的に突出してしまい、コントロールできなくなったり、人間関係を壊したりすることがあります。
さらにうつ状態に陥ったり、急な脈拍の異常や過呼吸発作に苦しむパニック障害を引き起こすなど、こころの症状を生み出してしまうこともしばしばあります。
さらに感情をマヒさせることによってプラスの感情や、人への愛情までもマヒしてしまうため、人生の喜びも豊かさも乏しくなります。
こころのエネルギーも時間もお金も、感情を紛らわせることに使ってしまうため、前向きで生産的なことに注ぎ込めないことも、よくあります。
「やる気が起きない」とか「元気が出ない」という状態や、わけのわからない焦燥感のために物事に集中できない状態がそうです。
また、感情をマヒさせたり誤魔化したりする目的で、煙草、アルコール、買い物、インターネット、テレビ、セックス、おしゃべりなどに時間やお金を使わずにいられないので、生産的なことができなくなります。
このように感情をマヒさせる弊害はとても大きいのです。
溢れ出してきた怒りの感情に流されないために、まずは怒りの根っこにある「恐れ」の感情に目を向けてみましょう。
そして静かにこころの本当の声を聞いてみて下さい。
次回は怒りがわいてきたときのための即効セラピーをご紹介いたします。
ヒーリングスペース「BLUEMOON」
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