梅田望夫さんの最新刊「ウェブ時代の5つの定理」(文藝春秋)を読みました。
↓
梅田さんは、1994年からシリコンバレーに住んで、コンサルティング会社を経営しています。
日本で一番シリコンバレーを知っている男です。
この梅田さんが、シリコンバレーの成功者達が、話している言葉を5つの定理として、まとめたのが本著です。
様々な金言の中で、私が反応したのは、
「マネジメント重視ではなく、行動重視だ」
というゴードン・ベルの言葉。
ゴードン・ベルは、70-80年代のコンピューター設計で一世を風靡した経営者です。
梅田さん曰く、社内でピザを取る際に、誰かがとってくれるだろうと思って待っているような大企業的な人は、使えない。
すぐにできることを、人に頼まず、どんどん実行する。
そんな人でないと、トップレベルのチームメンバーは務まらないとのこと。
私が、思うに、日本の大企業や官庁は、ある程度の地位になると、自分で動かなくなる。何でも下に押しつける。
でも、そのような行動・思考パターンが、企業や官庁のアントレプレナーシップを押し下げて、業績を悪化させている。
マネジメントの重要性は、よく言われます。
私も、コンサルタントとして、その重要性は強調します。
でも、マネジメント以上に重要なのは、即行動なのかもしれませんね。