【契約・契約書】「当然」なことは、本当に「当然」なことなのか? ・・・ (@_@)? | 高木行政書士事務所

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こんにちは 行政書士の高木です

 

先週末は、なかなか行けてない入管に関する研究会に参加しました。

1月の新年互礼会、以来です...(^^;)

 

それでも、明るく受け入れてくれる研究会の皆さん、「もう、不勉強で基本的なことばっかり聞いてゴメンなさい」状態でも、丁寧にいろいろ教えてくれる研究会の皆さんに感謝です!

 

今回の研究会では、在留資格「定住」に関するものでしたが、私自身は「定住」案件は経験がありません。

 

ぜひとも今回の勉強内容を実際の業務やサポートに活かしていきたいですね!

 

さて、契約に関する裁判で、

 当然だ、と思っていたことが裁判で認められない

ということがあります。

 

これは、一方当事者だけが「当然」だと思っていただけで、

もう一方にとっては「当然」であると思っていない、さらにそのように思っていることに特に責任がない、

というような場合に、「当然だ」とは認められないのではないか、と思われます。

 

ということで、システム開発におけるベンダーの「当然だ」と思っていることが、「当然だ」と思っているだけではあきまへんで、というお話です。

 

システム開発においては、ベンダー側は専門家・プロであり、例えばユーザー(委託者)が希望するような変更をすれば、スケジュールや納期にどのような影響を及ぼすか、ということも承知しているはずです。

 

ところが、「変更すればスケジュールや納期が延びる」ということは「当然だ」と思ってても、思ってるだけではダメで、そういったことをキッチリ説明する必要があり、そのように求められています。

 

「当然だ」と思って説明を怠っていると、そのために自分が不利になる、ということにもなりかねません。

 

では、どういったケースで「当然」は「当然」と認められ、認められないのか?

 

...といったことは、個別的に考える必要があるように思います。

 

とはいえ、システム開発の場合「プロジェクトマネジメント義務」ということが裁判で示されていますので、そういったものを参考に考えていく必要があるでしょう。

 

そんなこんなの、今回のIT契約サポートのブログは...

開発の遅れの原因は... 「当然のこと」も「当然のこと」だけでは済まされません


です!