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「無限航路」青年編に突入しました。
成長して逞しくなったユーリにはちょっと驚きましたw
あれですよ。変わりっぷりは北斗の拳のバットみたいなもんです。
その青年編ですがクルーが増え、手持ちの戦艦も全長が段々とデカくなってきて良い!
話も盛り上がって、面白さはずっと放物線のように上昇中ですね。
ただやっぱりアドベンチャーかな、このゲームは。
他のジャンルの先入観を持ってしまうと良いようにならない気がします。。
それと、昨日心斎橋のヒューマンアカデミーで行われた
「無限航路 クリエイタートークインタビュー」に参加してきました。
学校の在校生しかいないんじゃないか?なんて不安もありましたが、
割と年配の方もいて一安心…。まぁでもみんな若かったですけどね。
その中で稲葉さんと河野さんの発言を少しピックアップして紹介します。
そもそも「無限航路」を好きな人がどれだけいんのか?って話ですけど、
開発者の発言は貴重なんで一応記録として載せておきます。…めっちゃマニアックですけど。。
▼発言の内容▼
・このゲームの仮タイトルは『宇宙戦艦をつくろう!』。
発売元がSEGAということもあり、開発半ばまで割と本気のタイトルだった。
・ハード選考では、据え置きだと開発費が馬鹿にならないのでPSPとDSの2択となったが、
PSPはモンハンがヒットする前であり、サードパーティのソフトが厳しい時だった。
なので実質DSの1択。稲葉さんが「DSで」と下した判断に、戦艦を高いクオリティで表現したかった
河野さんは最初は当然納得がいかなかった。結果として後悔はしていないが。
・超が付くほどの大御所・宮武一貴さんの戦艦デザインに対して、一回だけ
リテイクをお願いしたら3日後修正されていないデザインがそのまま返ってきた。
それ以来、怖くてリテイクしていない。(ただ宮武氏と仕事できた事は光栄とのこと)
・戦闘時の艦隊に割ける1艦当たりのポリゴン数は600ポリゴン。
・キャラデザの竹安佐和記さんはアーティスティックな作風が持ち味の人間で、アニメチックな
デザインが得意でなく、主人公ユーリに関しては完成まで河野さんと半年間のやり取りがあった。
・竹安さんのテイストを全編に採用すれば、一部の人間から高い評価を得られたかもしれないが
大衆性に欠けてしまうため、そこは気を使った。(三上さんからは冗談交じりに馬鹿にされた)
・150名以上いるキャラをドット絵に起こす作業が困難を極め、ここで1回目の発売延期を決定。
本当に大変な作業だったが稲葉さんと「逆転裁判」からの付き合いであるフリーの2Dドット職人、
岩元辰郎さん(「逆転検事」キャラデザ)の参加もあって最終的に納期、クオリティ共に文句なく仕上がった。
・河野さんはSEGAとプラチナゲームズに迷惑を掛けられないと、
売り上げに対する責任と不安で発売前は何度も嘔吐していた。
・稲葉さんが最近「やられた…」と思ったゲームは「コールオブデューティ4」。
河野さんが影響されたゲームはPC98ソフト「ようこそシネマハウスへ」。
これらの他にもへぇ~と思うような事実もあって面白かったです。
当時のプレゼンテーションに使用された企画書なんてのも
見せて頂けましたが、ビックリするくらい現物と一緒でした。驚いた。。
後、ここでは書けないようなことも2,3点あって、流石にそれは伏せておきたいと思いますw
このお二方は歯に衣着せぬ物言いをするんで、逆にちょっとは期待してましたが
やっぱり、サラッとエグイ事言ってましたね。。
しかし、河野さんもマジで4桁しか売れなかったらどうしよう…って
不安に押し潰されそうになったと仰っていたので、本当に完全新作を
手掛ける事は今の時代は生半可な気持ちでは出来ひんなと思いましたよ。
そんなにゲームは買わない自分がこう言うのも無責任ですけど、
完全新作で勝負する人達には本当に頑張って欲しいです。
(さきお)