NDS:「世界樹の迷宮」 プレイ感想 | 逆転裁判合同ブログ1号店

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■DS:「世界樹の迷宮 特典ミニサントラ付き」 アトラス/新納一哉

「世界樹の迷宮」をフラゲしてきた。

ショップから帰る車内で特典サントラを流し、音楽と共に、

過酷なダンジョン探索への覚悟を、身体の中に染み込ませて行く。

ところで、このサントラは良い。凝った音作りをしている割に、

ゲーム音楽らしさを失わない絶妙の匙加減は、

巨匠・古代祐三の匠が成せる業か。


そんなわけで、早速DSにカードを入れ、スイッチオン!

美麗というには微妙だが、鬱蒼とした森に佇む巨大な樹木が、

2画面ぶち抜きの圧倒的なスケールでもって、プレイヤーを迎えてくれる。

はやる気持ちを抑えつつ、ボタンをプッシュ。

いきなり、オプション画面をチェックする。

“RPGでは、何より先にオプション画面を開く派”の僕としては、

お約束の行動でもある。メッセージ速度を最速に設定し、

これで準備は万端。早速、ゲームを始めてみる事にする。


ニューゲームを選択すると、町の中からゲームが始まる。

最初は冒険者ギルドにしか行けないが、

とりあえずここで、施設をザッと紹介してしまおう。


・長鳴鶏の宿・・・宿場。体力回復やセーブを行える。

・ケフト施薬院・・・病院。死人の復活や薬品の購入が可能。

・シリカ商店・・・武器や防具、道具の売買が可能。

・金鹿の酒場・・・クエストを受けられる。

・冒険者ギルド・・・キャラクターの作成や削除、引退、編成などが可能。

・執政院ラーダ・・・ミッションを受けたり、アイテム、モンスターの発見報告など。


まずは、ギルドでパーティー全体を称する「ギルド名」を決める。

それから、5人のパーティーメンバーを編成していく。

ギルド名は「きつねうどん」。銘に意味は無い。

僕の編成したパーティーは、

ソードマン、パラディン、レンジャー、メディック、アルケミスト

前衛をソードマンとパラディンの2人で堅め、

残りのメンバーで後方支援を行うという布陣である。

ギルドを編成したらば、シリカ商会で武器防具を揃え、

執政院ラーダへ向かおう。

マッピングなどの基本的な操作を学べるミッションを受けられる。

尚、お金はモンスターと戦って得られる素材を売って手に入れる。

また、素材を売る事で、新しい武器や防具が追加されることも。


ところで、僕からのちょっとしたアドバイスだが、

後列を3人にする場合、最後列はスキルをあまり多用しない奴がいい。

戦闘中、コマンドを入力してしまうと、確認画面なくバトルが始まってしまうので、

例えば、最後列にメディックを配置していて、そのターンで回復しようと思っていたのに、

操作を誤って防御なんて選んでしまうと、悔やんでも悔やみきれない。

しかし、重要な役回りを担う人間を最後列にさえしていなければ、

すぐに入力し直す事が可能なので、これは何気に重要な戦術だ。


というのも、このゲーム、予想してた以上にバランス激キツ。

くれぐれも言っておくが、最初のミッションだからと甘く見るな。

おっちゃん、このミッション完遂するまでに、2度ほど全滅したんで。


とにかく、ゲームを始める前に確認してもらいたいのだが、

最初の時点で、スキルポイントが3ポイント割り振れるので、

メディックとアルケミストをパーティーに入れたら、

攻撃魔法と回復魔法を、確実に習得させておくように。

一応、書いておくが、攻撃魔法は“属性マスタリー”“施術”

回復魔法は、“回復マスタリー”“キュア”の2つを習得しなければ、

使用することは出来ないので、注意していただきたい。

スキルポイントは、1レベルに付き1ポイントしか増えないので、

魔法の習得をしくじると、まともなプレイは出来ない。

もし、しくじってしまった場合は、とりあえず、やり直すことをオススメする。

・・・ちなみに、おっちゃんは1度やり直す派目になった。

まぁ、やり直さずともプレイは出来るが、戦いはかなり厳しくなるので、

相当な覚悟を持って臨むように。


・・・・とまぁ、ゲーム最序盤の流れはこんな感じか。

とにかく、まず言えることは、ライトな見た目に騙されるな、ということ。

はっきり言って、このゲームはRPGファンの為の超骨太大作である。

なので、最低でも、「不思議のダンジョン」シリーズくらいなら、

問題なく遊び込める程度のゲームスキルがなければ、

ちょっと手に負えない可能性あり。それくらい、豪快なバランス調整が成されている。

ちまちま稼いだ経験値が、あっという間に消えてなくなる危険を承知で、

それでも先に進もうと思えるような、ドMユーザーでなければ、

このゲームを楽しむ事は難しいかもしれない。

ゲームの仕様も、ある程度、RPGのノウハウを理解していることを前提として、

仕上がっている印象が強いので、ここまで読み進めてみて、

自分にはちょっと無理かなぁ~と思われた方は、

手を出さない方が無難だろうと思う。


かと言って、決して理不尽なゲームではない。

確かに、それなりの知識を要求される事に違いはないが、

だからこそ、自らの知識、経験をフルに活用して、

強大なるダンジョンに立ち向かうことの面白さは、

ここ最近のRPGでは、なかなか味わえなかった快感でもある。

出てくるモンスターは凶悪な連中ばかり。

しかし、辛抱に辛抱を重ね、強敵をねじ伏せたときの爽快感は、

何物にも変え難い魅力だと断言できる・・・ほど、

まだ遊び込めてはいないので、このゲームの魅力は、

今後おいおい、お伝えしていければと考えている次第である。


・・・・あと、最後にマッピングに関してだが、

オートマッピング機能があるんなら、

手書きマップの魅力半減な気がせんでもない。

これをオンにしていると、プレイヤーの移動したタイルの色が、

自動で変わるようになる為、あとは、それをペンでなぞるだけ。

これじゃあ、単に地図を書く作業をしているだけでは?(笑)

まぁ、これはこれで面白いから良いんだけど。

オプション画面でON・OFF切り替えられるので、

「俺は白紙の方眼に1から手書きマップを作るぜ!」

という、こだわり派のあなたは、オートマップ機能なしでどうぞ。


(KAY.Sak)