princess

よんどころなき姫君ですが、なにか?
(*^. ^*)オホホホ!


前回の「やんごとなき姫君たちの寝室 パート1 」から、「処女性」という本来の話題に戻させてもらうと、姫君たちの寝室⇒結婚⇒処女性ということで、今古今東西、結婚にまつわる儀式や風習は、人生の中でもひじょうに重要視されている。
そのために奇習に思えるような風習は現代でも残っていることが多い。

ちょっと紹介すると、次のようなものである。

インドでは、夫が死ぬとその妻も殉死する風習があった。名門では家名を重んじる為に、いやがる妻をむりやり殉死させる例もあったという。

殉死の例も、エジプトを中心として、特にアジアの国々では、中国、日本も含め珍しいものではない。

奇習の中でも、もっとも罷り通っていたのは、某とらさん も述べていたように、領主や聖職者による初夜権行使である。
初夜権というのは、新郎に代わって新婦の処女を奪う風習で、これはヨーロッパに限らず、どの国の地域でもあったようだ。


その理由は、処女は汚らわしいだの、悪魔祓いだのというものだが、もちろんこれは男性が後から取ってつけたへ理屈であり、単に好色男の言い訳にすぎない!と大年増のあたくしは見ている。(爆)


身近な例では、日本の花嫁衣裳の角隠しや、中東における女性のヴェールなど、あれは宗教的な意味合い以前に、他の男性に自分の妻を見せるもんか!という単なる独占欲の表われであり、あとから宗教的な大義名分をつけたに過ぎないのではないかと思うのだけど、いかが?(笑)

そして、これまた世界中で共通している常識は、「男の浮気は許されるけど、女の浮気は許されない」

許されないんじゃなくて、許さないんだろ!と、突っ込みたくなるような常識である。(爆)

その理由は何かと考えたら、多くは「男尊女卑」に尽きるのではないか。

宗教史を紐解くまでもなく、女性は昔から男性にとって隷属的な存在であり、性や出産など、下半身の問題ぬきには考えられなかった。そのために起こるさまざまなトラブルを回避するために、ことさら結婚の儀式や掟は厳しく、それが奇習につながったのではないかと思われる。そして、この現象は国や宗教を超えて、現代でも今なお世界中に残る、人間関係のおおもとの問題なのである。

しかし、文化的に成熟していない社会においては、強姦や浮気は即、血縁の乱れにも通じ、奇習を以って、結婚生活(新婦)を守るすべがなかったのであろう。

そしてこういう奇習を設けて、これだけ苦労して結婚したのだから、安易に別れたりしないように、結婚生活を大切に送るように、という戒めでもあったに違いない。
逆にいえば、これだけのことをして縛り付けなければ、人間はとんでもねえことをしでかすもんだ!ということでもある。(爆)

現代のアメリカや日本のように、安易に結婚や離婚が出来てしまう国は、はたしていいのか悪いのか。。。
ま、それは各自の判断に任せます。(笑)





確かにジャケ買いしたい本ばかり^^;。
アヘアヘ♪


*ごめんなさ~い! この本は読んでいません^^;。
読んだ方はぜひ感想くださいね♪

桐生 操
やんごとなき姫君たちの秘め事

桐生 操
愛と残酷のギリシア神話
麗しき貴婦人たちのスカートの下―愛と性の歴史トリビア
桐生 操
エリザベート―血の伯爵夫人
桐生 操
本当は恐ろしいグリム童話
桐生 操
ラ・トラヴィアータ―運命の愛の物語



b-red