自民党の支持率は、そろそろ下げ止まりする頃だが・・・ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

昨日の仙台市長選挙の結果は、多分自民党の選対にとっては想定の範囲内でこれで政権が揺らぐようなことはまったくないだろうが、万一横浜の市長選で自民党や公明党が推薦する現職市長が敗れるようなことになれば激震が走るはずだ。

しかし、自民党の支持率はそろそろ下げ止まりする頃ではないかと思っている。

今日の衆議院予算委員会の集中審議は、やってよかったと思う。

与党も野党もそれぞれに得点できた、と思っているだろうから、如何にも逃げ回っているように見られてしまう印象を少しでも希釈化できたことは、いずれ安倍内閣にとってプラスに働くはずである。

初めから加計アリキだったのではないか、という疑念を完全に払拭することは出来ないだろうが、そこに何らかの不正があったのではないか、というあらぬ疑いを招く虞は殆どなさそうである。
「李下に冠を正さず」という教えをちゃんと守らなければいけませんよ、くらいのことは言えても、手続き自体が著しく間違っている、とか、政治の圧力で不当に行政が歪められた、という印象は残っていない。

まあ、規制改革、岩盤突破にえらく熱心な官僚が力づくで文科省をねじ伏せたなあ、というくらいの印象である。
加計学園の代表者が如何にも政商のようだなあ、とは思うが、だからと言って安倍総理や安倍内閣の責任を問うのは無理だろう。

予算員会の集中審議に積極的に立ち向かった安倍総理は、マイナスを増やさないで済んだのだから、結局はプラスだった、ということになる。
明日の参議院の予算員会を無事乗り切れば、後は内閣の改造をどう仕上げるか、である。

何をやっても自民党の退潮傾向は変わらない、今度の内閣改造には何の意味もない、などと言ってきたが、今日の衆議院の予算委員会の集中審議を見て大分印象が変わってきた。

上手にやれば、もう一度自民党に対する支持をある程度回復させる道はある。