都民ファーストの候補者には色々な経歴の方がおり、それなりに可能性を感じさせられるのだが、それはあくまで小池さんが傍にいる時だけのことで、一人だけでぽつねんと街頭に立っているとまったく誰からも注目されることもないごく普通の人間になってしまう、ということをよくよく自覚された方がいい。
世論調査で都民ファーストと自民党が競り合っている、などと報道されても、それはあくまで小池さんの懸命な運動のお蔭であって、それなりの実績を挙げている現職の都議会議員の方々や元区議会議員の方々を除いて大半の新人候補者の方々の力によるものではない。
新人の候補者の方々は、これから約1週間、死に物狂いで自分の名前と顔を地元の有権者の方々に覚えてもらえるように精進努力されることだ。
必死に努力していると、ああ、この人はここまで頑張っているんだ、ここまで頑張っているんだから、きっといい人だろう、と、いつかは思ってもらえるようになる。
東京は基本的に交通の便がいいから、あちこちに駅がある。
駅を利用する人が圧倒的に多いから、地域周りをしても滅多に会えない人も、駅に行けば会えることが多い。
さすがに島嶼部とか駅を利用する通勤客が殆どいない地域では通用しないが、東京では主要駅での街頭活動が実に重要になる。
多くの人は、朝の駅頭活動に重点を置いておられるだろうが、案外重要で、かつ効果的なのは夜の街頭である。
新人候補者の方々には、夜の街頭をお勧めしておく。
朝の街頭でおはようございます、と声を掛けた人に、夜の街頭で、こんばんわ、お帰りなさい、お疲れ様でした、おやすみなさい、お気をつけてお帰りください、と声を掛けたら驚かれるはずだ。
え、一日、駅に立っていたの?
あと僅か6日間である。
自分の最大限の力を発揮されることだ。
何時まで駅に立つんですか、と私に聞いてきた人がいる。
私の場合は、基本的に終電まで。
まあ、自分の体力が続く限り、ということなのだが。
午後8時で選挙運動は終わりだ、などと思わないことである。
午後8時以降はマイクを使っての選挙運動が出来ないだけ。
こんばんわ、お帰りなさい、お疲れ様でした、おやすみなさい、お気をつけてお帰りください、と声を掛けること自体は自由である。