力づくで捻じ伏せようとしても、そうは問屋が卸さない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私は、安倍内閣の先は見えたと思っている。

前川前文部科学次官を力づくで捻じ伏せようとしたが、どうやら失敗に終わったようである。
あらゆる手段を総動員して前川潰しを策してみたが、おっとどっこい前川さんは潰れもしないし、どこかに隠れようともしていない。

前川氏は、とにかく潰されないことである。

自民党が最後の土壇場で加計隠しに走ったものだから、自民党は民意を尊重しない、陰湿で強権的な政党だ、という決定的なマイナスイメージを背負ってしまった。

今、自民党の候補者を応援しようとする人は、周りの人から相当浮いている人、と見做されても仕方がないだろう。
この状態でも自民党が都議会第一党になる、などというご託宣を述べる選挙プランナーの方がおられるが、選挙プランナーの人はこんなにお茶の間の人と感覚が違うものか、と少々呆れている。

まだ巷にグリーンは少ないのかも知れないが、これから1週間でグリーンの旗が目立つようになるはずだ。

ネットの世界でいくら反小池キャンペーンを繰り広げても、昨日のテロ準備罪法案の採決強行のイメージや加計問題についての官房長官の怪文書発言の映像のイメージを消すことは出来ない。
自民党は、大事な問題から逃げた、という映像しか残せないから、小池さんがこれから次々に発信するだろう様々な映像にはとても勝てない。

自民党本部は、目前の都議会議員選挙について、自民党都連に対して自分たちで精々頑張れというメッセージを出した、と見ておくくらいでいいのではないだろうか。

何にしても期待しないことである。

期待しなければ、失望もすることもない。
まあ、民進党についても同じことが言えるのだが。