小林よしのり氏の言説の巧みさのせいかブロゴスは小林よしのり氏の記事をよく掲載する。
仰りたいことは十分伝わったからもういいんじゃないのかな、と思うが、小林よしのり氏が吐き捨てるように撒き散らす言葉が次々にブロゴスに登場し、しかも上位にランクされてしまうものだから、ブロゴスを読んでいると世論の大勢は小林氏の所論と同じなのかしら、と錯覚してしまう。
ブロゴスは世論形成の大事な手段の一つになっているのだから、掲載される記事の取捨選択に当たってはそれなりに配慮されたらいいのではないかと思うが、小林よしのり氏の所論に関してはすべて掲載することにされているようだ。
その都度反論したくなるのだが、残念ながら小林よしのり氏の記事についてはコメント欄が誰に対しても開放されていないようだから、小林よしのり氏の所論が世間にどう受け止められ、一般の方々がどう反応されているのかを知る術がない。
大事なのは、一般の国民の反応の方だと思う。
小林よしのり氏の所論に賛同される方々が国民の間でどの程度の割合を占めるのかをが分かれば、政府も国会も小林よしのり氏の所論に対してどう対処するのがいいのか、という見極めが付くようになると思うのだが。
私は、象徴天皇として、政治に干渉しようとする印象を出来る限り払拭しようと表現を工夫されている天皇のお言葉をあえて政治の場に引き摺り込もうとしているかのように解される小林よしのり氏の一連の言葉の毒を出来るだけなくしたいと考えている。
相手にしないのが一番だ、と思っておられる方が多いのだろうが、小林よしのり氏の記事がこんなにも多いと、さすがに苦言を呈したくなる。
小林よしのり氏の仰りたいことはよく分かったが、さて、一般の方々はどう思っておられるのか。
小林よしのり氏と口論になるのが嫌で、皆さん、黙っておられるのだろうか。