本当に競り合っている東京都知事選挙、決めるのは貴方 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

これから1週間の戦いだ。まだ勝敗は決していないな。

そう思うような都知事選挙である。
決して一方に風が吹いているような状況ではない。

鳥越さんはまったく健闘していないが、それだけ共産党の方々の選挙運動に力が入っている。
通行人からは殆ど無視されているのだが、昨日の北千住駅では西口と東口に10人近くの年輩者が集団で鳥越さんの応援をしていた。
昨日は北千住の花火で駅周辺は大混雑。
駅に溢れんばかりの人が集まっているのだが、西口では年輩者の方々がそれぞれメガホンを持って懸命に鳥越さんへの投票を訴えている。
よくあれだけの情熱を傾けられるものだと感心する。
鳥越さんの淫行疑惑報道などどこ吹く風の風情である。

これだけ真剣に選挙の応援をする集団は、滅多にない。

私のリストでは鳥越さんはもう当選可能性がある候補者の中に入っていないのだが、これだけ熱心な支援者がいると何が起きるか分からない。
共産党侮るべからず、というところである。
民進党が共産党の組織力、行動力を当てにしたくなるのも分かる。
誰からどんな批判を受けてもまったく堪えないのが共産党の方々である。

いや、これは凄い。

もっとも、北千住駅に集まってきた人のお目当ては花火だから、どうも通行人の大半はイマイチ選挙には興味がなさそうだった。
この群衆はいつ燃えるのだろうか、と思うが、どうもいつまでも燃えそうにない。

もっと燃えているかと思っていたが、そうでもない。

なかなか厳しい選挙になる。
結局は、組織の応援がある方が強くなりそうだ、という気がしないでもない。

通行人の8割から9割は、燃えない人である。
これから1週間の間に、こういった燃えない人をどうやったら燃えさせることが出来るか、がカギである。
これからが本番だ、と言っていいだろう。

これから1週間の間に、ドラマの一つか二つか出てくるか。
ドラマを作った方が勝ち、というところか。
それぞれの陣営で、特別な工夫が必要なようである。

やはり、決めるのは貴方である。
貴方の一票で、勝敗の行方が決まる。