共産党は、党名と党綱領を変えて出直しては如何だろうか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

共産党が、現時点でも破壊活動防止法に基づく調査団体だということは知らなかった。

私が学生時代の頃は、共産党が革命を起こせば私たちのような官僚志向の保守系学生は右翼反動分子だとして弾劾されるのだろうな、という話がそれなりに飛び交っていたものだが、もう50年ほども前の時代のことである。

ソフトムードで国民連合政権の樹立を呼び掛けている共産党が、現時点でも基本的には革命を志向している政治団体だと公的に認識されているということは、ついぞ知らなかった。
真面目に政策を語る政党ではないか、既成政党の中では結構調査力が高い政党じゃないか、いい仕事をする国会議員もいるじゃないか、などと思っていたのだが、警察庁の認識は大分違うようだ。

共産党にとっては、大変なダメージだと思う。
国民の支持を広げようとしていたのに、これでは共産党は依然として暴力革命を志向する危険な政治集団だということになってしまう。

他人の認識を変えることは、難しい。

いくら共産党の関係者の人たちが、違うと否定しても、一旦付いたレッテルを剥がすのは難しい。

公安調査庁や警察の認識を変えさせるような具体的な行動をしない限り、このレッテルは剥がれない。
こういう忌まわしいレッテルを取り除くための裁判手続きがあってもいいと思うが、多分共産党の方々はそういうことはしないのだろう。

このレッテルがある限り、民進党と共産党が真正面から手を組むことなど考えられない。
さて、共産党の皆さんはどうするのだろうか。

まあ、党名と党綱領を変えるのが手っ取り早いと思うのだが、さてさて共産との皆さんはどうするのだろうか。

参考: Platnews
2016年03月22日 21:28 抜粋

「政府は22日の閣議で、共産党について「警察庁としては現在も『暴力革命の方針』に変更はないと認識している」とした答弁書を決定した。この答弁書は鈴木貴子衆院議員(無所属)の質問主意書に対するもの。

また、1982年4月、当時の公安調査庁長官が参議院法務委員会で、共産党が破壊活動防止法に基づく調査対象団体の1つだと答弁したことに触れた上で、「現在においても破壊活動防止法に基づく調査対象団体である」とした。」