買うのは失敗ではなく、苦労だった・・・ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

たとえ小さな失敗だったとしても、買うことはない。
小さな失敗は買ってでもしろ、というのは、ちょっと言い過ぎで、「苦労」がいつの間にか脳内変換して「小さな失敗」に化けてしまっていたらしい。

早いうちに小さな失敗はしておいた方がいい、世の中ちは小さな失敗の連続で、小さな失敗を乗り越えていくうちにやっと成功することが多い、成功体験しかない人はいざと言う時に取り返しがつかないようなミスをしてしまうことがあるから、早いうちにミスをしてそのミスをどうやってカバーするか、リカバリーの方法を学んでおいた方がいい、ということを言うつもりだったのが、つい「小さな失敗は買ってでもしておけ」という乱暴な表現になってしまった。

私は、やはり小さな失敗は買わない。
買わなくても、ついやってしまうのが小さな失敗だから、お金を払う価値はない。

あくまでも、小さな失敗をしてしまった若い人に対する慰めの言葉である。
小さな失敗は大きな失敗をしないための薬になるから、そんなにくよくよすることはないよ、という程度の慰めであり、励ましだと思っていただきたい。

大きくひび割れしたガラスは幸い保険事故の対象になるようだ。
マンションの通路側にあるガラス壁は昔あった店舗の共用部分ということで共用スペースの保守管理契約ではショーウィンドウになっていた。

おう、ショーウィンドウだったのか。
あのガラス壁面を何とか上手に活用できないものか、と毎日考えていたから、実にいいことを知った。

小さな失敗をしたから、初めてマンションの管理規約に目を通すことになる。
小さな失敗をしたから、どうやってこれをカバーしようかと頭を捻ることになる。
小さな失敗をすること自体は、避けられないことだし、小さな失敗をしたからと言って人を責めることもよくない。

マイナスをプラスに転換するためには、こういう心構えが大事だろうと私は思っている。

なお、ガラス窓に小ぶりのホワイトボードを貼り付けたのは私ではない。

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