選挙をドラマのように演出する | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

若い方々は選挙にはドラマがあるということをご存知ではないようだ。

演出家の目で選挙を眺めると結構面白いものだ。

選挙には波がある。
その波を上手に活かすことが出来る陣営は、いい選挙が出来る。

衆議院選挙の運動期間は12日間だが、この12日が同じように見えるのは選挙を知らない証拠。
選挙の公示日、4日目、8日目、そして選挙運動の最終日にそれぞれ山が来る、ということが分かると色々なことが出来る。

大政党の場合は、大体は他所から応援弁士が入る。
これが結構選挙を盛り上げる材料になる。
12日間同じことしかしていないと、すぐ飽きられる。
12日間どこからも応援弁士が来ないと呆れられる。

選挙の節目みたいなものが見え始めると、若い人は色々なことを考える。
桃太郎や自転車部隊が有効なのは、こういう選挙のリズムに合っているからだ。

今回の選挙では、何の準備も出来なかった陣営が多そうだから、こうした選挙の波や山を捉え損なった人が多そうである。

選挙をドラマのように演出することである。
演出家に恵まれなかった人は、次回はどうするかよく勉強することだ。

そろそろ自分の選挙運動の巧拙を反省する時である。
自分を客観視することが出来れば、選挙は結構楽しめるものである。

当選する人も当選しない人も大いに選挙を楽しむといい。
私からの大事なアドバイスである。

選挙を楽しむ心が生まれると、不当に傷付くこともないし絶対にめげることもない。