今朝の新聞を見て、ぎょへーと思った人が多いだろう。
遂に週刊誌が橋下徹大阪府知事の傷に触れはじめた。
週刊新潮と週刊文春の2誌に同時に掲載されたのは、おそらく水面下で抜くか抜かれるかの激しい取材合戦が行われていたのだと思う。
おそらく追っかけの記事が次々と登場するのだろう。
夕刊紙が後を追いかけ、別の週刊誌が同じテーマで延々と繰り返す。
同工異曲のようなものだが、単なるゴシップ記事でも時と所を選ぶと大変な力を発揮する。
公人になるということは、こういうことである。
公職の候補者になる、ということはこういうことである。
本人のプライバシーに関わることだから、一般的にはあれば知っていても誰も言わないが、いざ公人になるとそうもいかなくなる。
気の毒である。
随分いらざることまで書かれている。
こんなことは知らなくても何ら差し支えのないことである。
誰にも触れてもらいたくない傷がある。
私もそうだ。
他の方もそうだろう。
その傷を抉り出し、その傷に塩を擦り付けるようなことを皆でしようとしている。
激しい選挙、激しい政争があるときは、こういうことがよくある。
橋下氏にとってはおそらく最大の危機を迎えているはずだ。
橋下氏がこの事態をどう切り抜けるか、大阪府や大阪市の人が一連の報道をどう受け止めるか。
危機管理の在り方を考える上でも橋下氏の今後の対処が注目される。
撃ち方、やめー。
あえてそう申し上げたい。
報道関係者は、もっと冷静であって欲しい。