公務員バッシングに走る若い人たちのこの凄まじい閉塞感 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

公務員はバッシングに堪えよ、と書いたら、澎湃と公務員批判の声が上がってきた。

私のブログの熱心な読者の方から、現在の公務員が如何に恵まれているか、現在の日本の多くの民間企業で働く若者が如何に惨めな生活を送っているか切々と訴える声が届いてきた。
私のアドレスに、もうこれは世代の相違としか言えない、とても共通の理解が得られるとも思えないから、メールを送るのはこれで最後にしたい、とまで書かれてるメールが送られてきたくらいだから相当なものだ。

私が思っている以上に民間の中小零細企業の現場は凄まじい状況に陥っているようだ。
確かに、私はそこまで酷くなっているとは知らなかった。

実は、同様のことは若い弁護士の世界でも起きている。
今年から司法修習生に対する給与の支給を止めることになっているが、若い方々から悲鳴が上がっているのだ。
希望に燃えて法科大学院に進み、無事法科大学院を終了して司法試験に合格し司法修習を受けられている方々だ。

1年間の司法修習を終えて弁護士になっても、なかなか採用してくれる法律事務所が見つからない。
即独や軒弁になっても殆ど仕事がないらしい。
これでは弁護士としての修業も十分には出来ず、生活も維持できない。

法科大学院も司法試験も、さらには司法研修所も実際の生活の足しにならない。
いったい、これは何なのか。
法科大学院制度を導入して司法試験合格者の数を大幅に増やすことにした人たちは連帯して責任を取って欲しい。

そのくらいの悲鳴である。

そこまで具体的に言われないと分からないことだったが、実態は相当厳しいようだ。
公務員の皆さんは、これからも相当のバッシングを受けることになる。
皆さんを護りたいが、どうも一人や二人くらいでは護れそうにない。
大変な時代である。

こういう時代だから、もう外国人に対する経済的支援は見直すべきだろう。
特に産経が報じていることが事実であるとすれば、朝鮮学校の無償化支援は止めた方がいい。

参考  産経新聞の配信記事

組織的偽装の疑い 文科省提出は「ダミー版」
2011.10.4 07:07 産経ニュース[朝鮮学校]

 朝鮮学校への無償化適用を審査している文部科学省に、学校側が「ダミー版」教科書を提出した疑いが強いことが3日、分かった。
学校側は拉致問題などに関する記述を訂正した、審査対象10校分の教科書を提出したが、関係者の証言から生徒が使うものではなく、教員指導用に作った資料書だったことが判明。無償化獲得に向け、組織的に改訂を装っていた疑いが浮上した。(桜井紀雄)