市議会、町村議会の選挙区が小さな選挙では、これからの3日が本番である。
自分の後援会の主要メンバーが他の候補の陣営に顔を出した、ということになると、そこで100票くらい動いた、ということだ。
一人の人の影響力など大したことは無い、と思っておられるかも知れないが、とにかく周りの人の動きで自分の投票を決める人が多い。
地元に信用のある有力者がある候補者から離れた、ということがあからさまに示されると、周りの人が雪崩を打ったように動く。
小さい選挙の場合は、これが致命傷になる。
人間関係の積み重ねで出来上がっている選挙組織は、実に頼りになる存在だが、相当に怖い。
参議院選挙は、実に大きな選挙である。
こういった人間関係はまったく影響が無い。
影響の及ぼしようが無いほど茫漠とした選挙である。
17日間の選挙もいよいよ残すところ3日となった。
もう何をしても同じ。
寝ていても起きていても、走っていても歩いていても、結果は変わらない。
これまで糠に釘状態だった人は、ますます砂を噛むような状態になるだろう。
既に一定の人気を博した人は、さらに手応えを感じるだろう。
参議院選挙は、そんなものだ。
長丁場のロードレースがようやく終わる。
これから逆転勝利を目指して更にラストスパートを利かせることが出来る人は、よほどの力を持った人である。
そして、逆境を乗り越えて勝利を掴んだ人がいたら、是非皆さんで祝福してあげて欲しい。
逆境ほど人を鍛えるものはない。
逆境を乗り越えた人は、イザという時に必ず頼りになる人である。
一人でも多くの本物が当選することを祈っている。