足利事件で再審決定/過ちの正し方 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

足利事件の再審が決定されました。


再審決定がなされた以上、私は速やかに再審公判を行うべきだと思います。

勿論、何故再審までにこんなに時間がかかったのか、何故こんな冤罪事件が起きたのか等については十分の調査を行うべきですが、しかし、そのために再審公判を延ばしてはならないと思います。


あくまで再審は再審として速やかに審理を遂げ、無辜の人を処罰していたのであれば一日も早くその違法を是正する。

そういう態度を貫くべきであると考えます。


いくら悔やんでも、またいくら謝っても取り返しが付くようなことではありません。

しかし、政府としては菅谷さんに率直にお詫びし、心からのお見舞いを申し上げると共に、早急に再発根絶のための方策を講じなければいけません。


漫然と、菅谷さんや菅谷さんの弁護人から請求が来るのを待つようであっては、絶対にいけない。


過ちを革むるに憚ること勿れ。

私は、そう信じております。


所管行政に関わることですので余り詳しく書けませんが、弁護士でもある法務大臣政務官として、足利再審事件という極めて特異な事件について何の言及もしないというのも不自然ですので、最小限の感想を記述しておきます。