これじゃあ、千葉県民は気の毒だ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

今日、森田健作千葉県知事が初登庁だと聞いております。


前途多難。

その一言に尽きます。

森田知事を待っているのは、おそらく茨の道でしょう。


いったい何だったのか。

私は、呆れて物が言えません。


自民党の現職の支部長であることを隠して、完全無所属などと触れ回りながらの選挙運動。

どこまで有権者を虚仮にしているのか。

タレントには巨額の献金が集まるような仕組みがあるんでしょうか。

自民党の支部の名前で企業から多額の献金を集め、自分の個人後援会に寄付をしている。

そんなニュースも飛び込んでおります。


これだけ情報化が進展しているのに、まさか県知事選挙の当選者がこんなスキャンダルに塗れていたとは。

誰も知らなかったのでしょうか。

それとも、知っているけど、口を噤んでいただけ、ということでしょうか。

森田健作氏に投票した101万人の有権者は、おそらく何も知らされていないはずです。

本当のことを知っていたら、投票行動はかなり違ったものになったでしょう。


政党の公認、推薦には、候補者の人物保証の意味合いがあります。

森田氏のように、どこからも誰からも推薦を受けなくとも立派に選挙が戦える、というのは凄いことですが、ひょっとしたら単なる独り善がりだったり、誰かの操り人形になっている、という虞もあります。


折角選んだ知事なのに、足元がぐらぐら。

これじゃあ、千葉県の皆さんがお気の毒です。


しかし、この事態は、ただただ目を瞑っていて人が忘れるのをまっていればいい、という問題ではありませんね。

(これもお節介ですかね。しかし、世の中、不条理なことが多すぎます。)