NHKの日曜討論を見ています。
与党側から2名、野党側から4名が出席し、各出席者に同じ発言時間が認められているようです。
衆議院で9議席しか占めていない共産党や7議席の社民党、4議席の国民新党が113議席を占めている民主党と対等に扱われているのですから、テレビの映像を見ている人たちは錯覚を起こすのではないでしょうか。
どうもこの番組は、おかしい。
もう一党、是々非々の立場に立つ政党の代表者が番組に登場したらもう少し中身のある討論会になりそうですが、このままでは、自分たちの主張を言いっ放しの放談会に終わります。
なんとも不毛な番組です。
予算委員会の質疑はテレビを通じて国民に知らされているのですから、わざわざNHKで、討論の名前にも値しないこのような番組を作る必要はないのではないでしょうか。
小沢発言を取り上げるのであれば、もっと時間をとって問題の所在を掘り下げるべきです。
また、麻生総理に対する自民党内部での様々な動きを話題にするのであれば、およそ部外者の野党の議員に口を挟ませるようなことはすべきではないと思います。
どうも私には、NHKは電波を無駄に浪費しているように思えます。
まったく面白みのない番組です。
それにしても、自民党の大島理森国対委員長は結構辛抱強い政治家です。
こんな出席者のバランスを欠いた番組でも、丁寧に丁寧に与党の立場を説明しようとしている。
多勢に無勢で大島さんの発言がかき消されそうですが、言うべきことはちゃんと言っている。
さすがですね。