民主党の中で誰か信頼できる人がいないか、と探していたら、二人の人のブログに目が留まりました。
大串博志衆議院議員と藤末健三参議院議員です。
大串衆議院議員は金融庁の調整官、財務省の主計局主査を務めておられたようで、その財政論は堅実で、安心して読むことが出来ます。
こういう人がもっと表に出てくれればいいのに、と思います。
もっとも、自民党の中にはもっと財政通のベテランが多数おられるので、こういった方が一致結束してくれるのが一番望ましい姿です。
藤末健三参議院議員には前から注目していました。
ほう、この人は一味違った、切れ味の鋭いものを持っておられる。
改めてその経歴を見て得心しました。
元東大助教授で、通産省に勤務したことがあり、東工大やハーバード大学院を終了している。
この方も、日本の知的エリートの最高峰を行く一人だということが分かりました。
官僚バッシングが横行しておりますが、こういった方々が力を合わせれば、日本の政治に対する国民の失望感を払拭することが出来るようになると思います。
政治家と官僚があえて対立する道を選ぶのではなく、国民の期待に応えることができるように目標を明示し、その目標に向けて協働する、これこそが真の日本救国への道筋だと、私は思っております。
自民党の中で私が注目しているのが、元岡山市長の萩原誠司衆議院議員です。
通産省の室長を務めたこともある俊秀です。
当選1回生の中に入っておりますが、さすがに地方自治体の首長を経験されているから、組織を動かす力、政策を取りまとめる力が抜群です。
政策提言力から言えば、2回生の寺田稔衆議院議員や加藤勝信衆議院議員も凄いと思います。
寺田議員は、財務省の主計官、徳島県の部長、在アメリカ日本大使館の書記官を経験しております。
加藤議員は、大蔵省の出身で大学の客員教授を務めたことがあります。
3回生に目を向けると、増原義剛衆議院議員や後藤茂之衆議院議員、宮澤洋一衆議院議員がいます。
皆かつての大蔵省の出身者です。
税制改正や重要政策の党内取り纏めなどの際には、必ず事務局長など実務の責任者の役割を託される方々です。
与野党を問わず、官僚出身の方々の能力は高い。
こういった人々の力を埋もれさせておいては、もったいない。
私は、そう思っております。
未曾有の危機に対処する。
そのためには、まず政治が安定しなければなりません。
政治が安定してこそ、強力な経済対策が発動できる。
上に名前を上げた方々の外にも、役に立つ人材が与野党問わず多数おられます。
残念ながら、未だこれを束ねる力がどこにも見当たらない。
私は、そう見ております。
一人の力では、この危機を突破することなど叶わぬ夢です。
この危機を突破できる、夢のドリーム・チームの結成が待ち望まれています。
日本ドリームチーム。
麻生総理や与謝野大臣、河村官房長官に一肌脱いでもらいたいものです。