2票投票したい | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

10月中に解散して、11月30日に投票、と声高に叫んでいたマスコミの論調がトーンダウンしてきた。


ついに、小沢一郎氏が出席して開かれた21日の民主党の幹部会でも山岡賢次国対委員長が、「当面解散はない」と発言、異論を挟む声は出なかった(10月23日世界日報)、という。


選挙の準備で走っていた選管や候補者にとっては大変だが、まあ、当然の成り行きだろう。

ある程度の損失はぐっと我慢し、ここは腰を落ち着けて、救国のための活動に切り替えるとき。

私はそう、思っている。


さて、一般の皆さんはどう思っておられるだろうか。

今の候補者では、誰にも投票したくない。

そういうことだと、ますます棄権が増える。

一部の人たちだけで国政を壟断する結果ともなる。

棄権は、危険。


この人のこういうところはいいが、ここはダメ。

どうしても一人選ばなければならないとしたら、この人を選ぶしかないが、この人でダメなら、次はこの人。

できれば、順番を着けて2票投票したいな。


それが私の本音である。

そう、2票投票できるような選挙制度を実現したい。


そのためには、今の小選挙区制度は変えなければならない。

中選挙区制度に戻して、しかも2票投票できるようにする。

それが、私の願いだ。


小選挙区制度だとどうしても現職優先になる。

チャレンジ制を導入する、という提案もあったが、到底実現は不可能である。

現職の国会議員が自分に不利な制度を積極的に導入する、などということを期待するのが、そもそも無理である。


しかし、それでは有為な若者が名乗りを上げることが難しい。

結果的に2世、3世議員が多くなる。


なるべく一定の専門分野で業績を上げた専門家や社会経験の豊かな人に政治の世界に参入してもらいたい。

勿論若い人のフレッシュな感覚や過去のしがらみに捉われない自由な発想などは重要だが、社会のことは殆ど知らない未熟な若者にこの国のすべてを託すことはできない。


老・壮・青、男・女がほどほどにバランスが取れた国会にするために、私はこんなことを考えている。

皆さんのご意見を寄せていただければ幸いである。