日本はよっぽどいい国なんだろう。
成人年齢を20歳から18歳に引き下げることに対して反対の人が多い。
選挙権を18歳まで拡大することにも半分ぐらいの人が消極だ。
裁判員制度にも消極論が目立ちはじめた。
改革、改革と言い続けてきたが、実は一般の国民は、自分が改革の主体になることは考えていないのか。
そう思わざるを得ない。
自分は安全なところにいて、改革の成果だけを求める。
誰かがやってくれる。
そう思っているようだ。
日本の再生のために道州制を実現しなければならない。
新しい時代に相応しい新しい憲法を自分たちの手で創ろう。
社会の隅々まで法の支配を貫徹しよう。
司法を国民の手に。
そんなスローガンが虚しく感じられる。
民主主義の国、ではあるが、観客民主主義の国。
他人任せにしてもなんとかなる、と思える国。
民主主義のコストにほとんど関心を払わないでも済ませることが出来る、平和で、豊かで、一人一人が尊重される国。
世界でも珍しい、そんな国に日本はなっているのか。
足下が崩れはじめているのに、ちっとも危機感がない。
そうか、落下するスピードに合わせてしまえば、落下の恐怖感を感じなくて済むのか。
外から眺めていれば新幹線がもの凄いスピードで走っているのが分かるが、新幹線の中にいれば外を見ない限りその猛スピードを実感できないのと同じことか。
今日は、我ながら変なことを書いている。
裁判員になるのは嫌だわ。
選ばれたら、どうしよう。
こういう人に裁判員になって頂きたい、と思っていた人から不意にそんなことを言われ愕然としたショックからまだ立ち直れないようだ。
いやはや。
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