1388作目はモンスター物じゃなくても成立しそうな映画を・・・。
『アザーズ 捕食者』
2014年作品。
謎のクリーチャーと傭兵部隊が閉ざされた空間でバトルを繰り広げるアクション。
-あらすじ-
カザフスタンの国境付近。その地下に広がる巨大な研究施設。そこは、エネルギー産業界の
トップ企業、クロムウェル社によって秘密裏に管理されていた。しかし、突如施設との通信が
シャットダウンする。クロムウェル社は、ある傭兵部隊に研究員の救出作戦を依頼する。
ロック率いる傭兵部隊“ブラックジャック”は、与えられた任務は必ず遂行する事で、その名を
轟かせていた。さらに、クロムウェル社が用意した謎の女兵士リサが、部隊に同行することに
なる。幾度の危機を乗り越え、施設に潜入した部隊だったが、そこには研究員たちの無残な
死体が散らばっていた…。
-感想-
モンスター登場までの時間が長すぎてモンスター物じゃなくても成立するかと思いました。
お話は実は化物は異次元から呼び寄せられた物で監禁されていた博士の仕業でした。
事故を起こさせそのうちに脱出するはずでしたがエネルギーの暴走で化物が来てしまいます。
主人公達傭兵部隊は依頼主である社長に任務の中断を申し出ますが閉じ込められてしまいます。
電力も遮断され化物にも襲われ更に機械の暴走でもう少しで基地自体が爆発してしまいます。
犠牲者を出しつつ主人公達は何とか逃げ出し3ヶ月後に裏切った社長を殺害してエンドです。
これでクライマックスがモンスターじゃなく社長が登場しても映画としては成り立ってしまいますね。
とにかくモンスターの登場までが遅く肝心の基地のシーンはもう後半に入ってからです。
その間はモンスター的事象なシーンはほとんど無く完全にB級アクションでした。
ただそのアクションも仲間に霊能力者がいるなど荒唐無稽もいいところです。
まあ別次元からモンスターを呼び寄せてしまったのが本筋なのでこれでも問題ないでしょうがね。
モンスターの全貌が見られるのは終了10分前程度でモンスター物としては見応えがないですね。
内容も展開もどこかで見たことある物で斬新さはなく面白味のないB級映画ですね。
演出もいろいろ結構下手で思いっきり画面が揺れますが何が起こっているのか分かりません。
スピード感を出す為の演出でしょうが暗さも含め見にくければ伝わらんと思います。
そんな感じでモンスターも出番少なめで退屈でありきたりな映画なので自分からはお勧めしません。