1342作目はかなり酷い出来だった邦画ホラーのPOV物を・・・。
『眼 まなこ』
2014年作品。
-あらすじ-
卒業を控えた女子高生エイミは食物アレルギーで死にかけた際、死んだ姉の存在を感じる。
エイミは霊能力者に相談し、姉の幽霊との交信を試みたり、霊感のある友人のスズカにも
協力してもらい、亡くした姉との再会を求め、心霊現象の撮影にのめり込んでいく。一方、
友達4人で行った卒業旅行では、アイに異変が起き…。一体、この視線は誰なのか?
-感想-
ホラーシーンが皆無でダラダラした内容で見ていて苦痛になるぐらいレベルの高い駄作でした。
お話は異変の起きた友人はどうやら主人公の姉に取り憑かれたようです。
そして主人公が姉を弔った川で別の幽霊に取り憑かれている事を警告してきます。
除霊をする為に主人公に牛乳を飲ませアナフィラキシーショックを起こさせ成功させます。
後日姉の霊は主人公に取り憑いた状態でカメラの前で主人公へメッセージを残します。
そして主人公も姉にカメラに向かい別れの言葉を伝えます。
ラストは主人公が自分を振った元彼氏の暴言を放ったところでエンドです。
ホラー的なシーンは20分ぐらいでほとんどがダラダラした女子高生のやりとりです。
POVではどうしても前半がダラダラしてしまいますが後半までダラダラした物は珍しいですね。
ホラー的なシーンも女子高生が苦しむ所と除霊時に一瞬立て来る顔だけですね。
苦しむシーンと主人公のシーンも姉ちゃんの三文芝居でホラー的なシーンとも言いがたいですね。
これで名演技でも見られれば会話劇と化しても多少は見られたでしょうね。
ところが見たことも無い姉ちゃん達が高くない演技力となると見ていて苦痛になります。
ただ俳優さん達のせいとも言いがたい面があり一番駄目だったのがやっぱり制作陣でしょう。
誰か1人でもホラーは怖い物と認識があるならこんな映像にはならんでしょう。
70分ぐらいカメラに向かって呟く様子を聞かされてしかもほとんど霊的な物が登場しません。
これを作るにあたり怖い物を作ってやろうという意気込みがあった人がいたのか疑問です。
しかもタイトルでいきなり大音量が鳴り耳が痛くなった所などで非常にむかつきますね。
残りのシーンでも様子がわかりにくいところがあり演出面でも難がありましたね。
そんな感じで酷いレベルの駄作なので他の人には絶対に勧めたくないですね。