1334作目はキャラクターの鈍重さにイライラしたゾンビ映画を・・・。
『ゾンビ・ナイト』
2013年アメリカ作品。
“生ける死者”の群れに埋め尽くされた町でサバイバルに挑む家族を描いたホラー。
-あらすじ-
20XX年のある夜。突然、世界中で死者が蘇り人々を襲いはじめた。人類社会はパニック
状態となり、あらゆる秩序は失われた。生きのびるには、1人1人が戦うしかない…。
カリフォルニアのある町では、パトリックと妻のバーディ、娘のトレイシーが決死の戦いを
続けていた。地下室に隠れても、屋根に逃げても、ゾンビの大群はどこからともなく押し
寄せてくる。情報では、朝になるとゾンビは活動を停止するらしい。夜明けまで、あと数時間。
追いつめられた彼らは、生きるため最後の賭けに出るが…。
-感想-
折角雰囲気のある映画なのにとてもキャラクターの無駄な鈍重さに苛つかされましたね。
お話は犠牲者を出しつつ主人公一家は霊安室に逃げ込み中にいたゾンビを撃退します。
そして娘と隣人の子供の2人を棺に入れ妻が単身入ってきたゾンビを撃退していきます。
そこに遅れてやってきた夫も駆けつけた所で朝になりゾンビの活動が止まったところでエンドです。
スローなゾンビですがアクティブにどこまでも追ってくるあたりは良かったですね。
とにかく的確にやってきてドアを破り穴を掘ってまで主人公達に迫ってきています。
それだけで十分面白いのですが不必要に人間側を鈍重にしているのがすべて台無しです。
鈍重すぎて人間側はわざとゾンビに捕まろうとしか見えず恐怖感はありませんでした。
もうこれだけの情報社会なのだから理由無き鈍重さが台無しにするのを分かって欲しいですね。
食事のシーンも直接的なシーンも無くグロさなどは皆無でした。
アサイラムと言ったらレベルの低い独特なCGですが今作では特に目立ちませんでした。
ゾンビの発生源は特に語られておらずゾンビになる理由も若干ちぐはぐな印象でした。
俳優さん達は知らない人達ですが演技力はあるのか問題なく見られました。
しかしそのせいで逆に理由無き鈍重さも目立ち悪い方向に働いてしまいましたね。
内容的にはただゾンビに追いかけられまくるだけなのでお話はあって無いような物でした。
だから自分的には残念さを感じつつ更にイライラだけが募る作品でした。
そんな感じでアサイラムの中ではいい方なのでイライラ系が大丈夫な方だけ見てみてください。