1333作目は面白味も無いし印象も薄いゾンビ映画を・・・。
『ゴール・オブ・ザ・デッド』
2014年フランス作品。
“ゾンビ”と“サッカー”を融合させた異色ホラー。
-あらすじ-
スターダムにのし上がれないサッカー選手ジャノ・ベルボー。ある日、彼の家に届いた
小包を開けると、中には怪しげな薬と注射が入っていた。憎きライバルであるサム・ロリが
所属するチームとの試合に勝つためにその薬でドーピングしたジャノは、しばらくして突然
苦しみ出し、ゾンビへと変貌する。サムへの闘争心だけが残ったゾンビストライカーは、
試合会場へ向けて走り出す。サッカーチーム“オランピック・ドゥ・パリ”の選手を乗せた
バスは、格下相手E.J.A.Cとの試合のために、フランス北部にあるカペロングのスタジアムへ
到着する。ホイッスルと共に試合が始まり、サムはチーム内の若手スター選手イドリスと
点取り合戦を始めるが、ひょんなことからレッドカードを出され、退場する。サムがふてくされ
ながらピッチをあとにすると、入れ違いでゾンビ化したジャノがピッチに乱入する。彼の吐き出す
白い液体により、感染は瞬く間に広がっていく。満員のスタジアムの観戦者は全員感染者と
なり、ピッチ上のみならず、スタジアムの外でも選手とゾンビの攻防戦が繰り広げられる。
この試合に勝つのはゾンビか、それとも人間か……?
-感想-
かなり薄っぺらい内容で思ったほどサッカーとの融合が少なめで面白くなかったですね。
お話は各登場人物が犠牲者を出しつつスタジアムの音声を聞きそこに向かいます。
ゾンビ達も向かってきており主人公とチームメイトがサッカーでゾンビの大群を切り抜けていきます。
そこに主人公のライバルのゾンビの発生源が主人公の前に立ちはだかります。
戦っている最中にゾンビはチームメイトによって刺し殺され主人公達は何とか脱出します。
最後は現場がゾンビ村となりそこで引退した主人公が共存している所でエンドです。
前半と後半にDVDが分かれていますが合わせても140分なので1枚で良かった気がします。
前半は感染する原因と各登場人物の紹介的な内容ですがキャラクター描写が上手じゃ無いですね。
結構な時間を割いているのに薄くしか登場人物の事が分からないのでイマイチでした。
そして発生源についてはロシア製の家畜用薬剤を人間に投与したのが原因です。
発生源などは結構コンパクトに描写できるのに人物描写が分かりきれず面白さに繫がりませんでした。
後半は各登場人物達のサバイバルと集結とクライマックスの対決という感じです。
ただ人物描写がわかりにくいせいで各キャラクターのやりとりにも面白味を感じませんでした。
あとは暗いシーンが多いせいかクライマックスも含めてわかりにくいシーンも結構ありました。
ゾンビ達は軽いメイクで吐いたゲロを浴びることによって感染が広がっていきます。
クライマックスはサッカー的な動きをしてきますがどうも唐突過ぎて面白くなかったですね。
内容的には特に印象に残るような物は無く1週間後には忘れてしまいそうです。
それでも分かりにくい点と地味に面白くなかった所は印象に残りそうですが。
そんな感じでコメディホラーを期待せずに興味がある人だけ見てみてください。