1208作目は訳が分からないまま終わったどうしようも無い作品を・・・。
『ザ・ピラミッド デビルズ・パワー』
2013年イタリア作品。
悪魔が宿る手のひらサイズの“ピラミッド型の置物”の恐怖を描くイタリアンホラー。
-あらすじ-
誰が何の為に作ったのかわからない、いくつもの闇の時代を通り過ぎた、悪魔の力が
宿る手のひらサイズの"ピラミッド型の置物"。今それは、路地裏の薄汚い露天商で
売られていた。 それに魅了され、購入したテレビ・レポーターは、その夜にとんでもない
悪夢を見る。それは自分の手が何か違う者の意志を持ったかのように動き、自分の首を
絞ようとする悪夢だった。 しかもピラミッド型の置物は、同じ部屋で一緒に寝ていた
カメラマンにまで悪夢を見させていた。その悪夢とは、凶暴な女達に体を噛まれるという
ものだったが、実際に噛まれた傷跡が体中に残っていた。
-感想-
主役不在で内容もへったくれも無い映画で意味不明なあげく退屈で堪らなかったです。
お話はピラミッドの置物を手にした者達をいけにえとして引き込んでいきます。
地面に埋められた時点で地球がいけにえとなりゾンビが発生し人類文明は滅びます。
しかし救世主の男2人がゾンビを撃退し元凶であるピラミッドを回収をして封印されます。
ラストは結局別の人間が封印されたピラミッドを掘り当てた所でエンドです。
ピラミッドは主役的存在なのか人々はただ犠牲になるための要素だけでしかありません。
作品紹介にあるとおりにかなり露骨なぐらいに他作品をリスペクトしていますね。
やっぱり一番はヘルレイザーでピラミッドの置物を弄るところはほとんど同じ雰囲気です。
内容的にもピラミッドの正体など含めていけにえが必要なこと以外ほとんど語られていません。
取り込まれた人はゾンビになりますがそれもよく性質が分かりません。
吐いた物を顔に浴びせ仲間を増やすと思えば次は人間の肉を喰らっていたりします。
せめてその辺でもはっきりさせてくれればまだマシになった気がします。
そのゾンビもいてもせいぜい6~8人程度でその辺でも非常に見応えが低かったです。
淡々と進んでいきますが正直起承転結は少なく漠然とした内容でとにかく退屈でした。
ただ作品紹介にあったイタリアンホラーの復活と言う意気込みは大いに応援したいですね。
そんな感じで作品的には意味不明で退屈な作品だったので自分からはお勧めしません。