妻との冷戦 半年
夫婦の会話がなくなって半年以上。 こりゃ熟年離婚かもね。
子は鎹とはよく言ったものです。
さてさて、今日は少し自分のことを書きましょう。 間もなく50歳です。
リーマンとしては、もう先が見えてくる歳です。
我が所属する部を見ても、部長が6人います。
部の長が6人ってなんだよって感じです。
うち2人は私と同期。 これも出世を望んだことはないけど少し寂しいところ。
あるとき、間違えて同期の部長の給与明細が私の机の上にあり見てしまったのですが、年収で300万円もの差があるのを知ったときはショックでしたよ。
で、あとは課長スタッフが半々かな。 こういう構成だから、課長に部下が二人も三人もいるわけもなく、部長も実質課長のような存在で、その下は課長もスタッフも横並びの関係。 自然とスタッフも課長の言うことなどこ吹く風。いやいや課長が部長のいうことを聞き流してたりします。各自が自由気ままに動いてるって感じでしょうか。
これは私がいる営業部だけではなく、一緒に仕事をしなければならない設計やSEと言われる人たちも同じ。
一見、気ままで気楽なようですが、仕事は自分一人ではできないことは分かりきっています。
ゆえに、営業の私が、こうしたい、客の要望はこうだ、といったところで、設計やSEがそんなの信じない。俺には俺の仕事がある。図面なんて書かない。一緒に出張なんかしないと協力してもらえなかったりすることもシバシバです。
そんな中、もう部長になることはないとなると、給料も上がらないと思うと、30歳代のときのようにガムシャラ感がなくなってくるんですよね。 諦め感というか。
若い人から見たら、高給取りなんだからもっと働けという声もあるのかもしれませんが、可処分所得でいったら40歳代、50歳代のほうがもしかしたら低いんじゃないだろうか。 しかも、55歳からは出向となり給料は大きく減額されます。 そして60歳には一旦退職扱いになり給料も半額程度には下がるらしい。
あと数年で給与が激減することが分かっていながら、子供はまだ金がかかる。 塾に行きだした長男は、毎月4万円払うのかぁと思ったら、入塾早々、夏期講習だから20万円だ、夏期講習が終われば、内申書に直結する学校の試験のための集中補修のために3万円、それが終われば冬期講習だからと、つぎつぎに塾から言われるまま。
母親としては何とかしてやりたいところ。それが分かるから父親としても何とかしてやりたいけど、毎月赤字の家計で、さらにこれだけの金はどこからも出ません。 決して貧乏だとは思ってないけど、子供が3人もいたり、塾や習い事を複数やらせている家庭はどうなってるの?って思わずにはいられません。
そんなサラリーマン人生の先が見えちゃって、貯蓄に不安を抱え、老後や親の介護も現実味を帯びてくる世代が40歳代、50歳代じゃないだろうか。
それでも、課長という肩書から、いろいろとプレッシャーや上司からの小言はあるし、どこにいっても人間関係は悩みの種です。 大学も六大学のいいところに入学し、会社も一部上場に入社して、エリートとはいわずとも、負け組という意識はなかったけど、もしかしたら負け組ってこんな生活のこと?
もっと楽しいことだけして暮らせるなんてことはないんだろうか。