1年前の今日6月22日に、先代の秋田犬レイが10歳と4ヶ月で亡くなりました。
(レイが亡くなった時の話なので、病気の事とか、重い話な上長いですけど・・・)
銀牙とハチ公物語と太陽の犬・・・などの影響で秋田犬が大好きで大好きで大好きで
小さい時から秋田犬に憧れまくっていました。
レイはそんな私が飼った、初めての秋田犬でした。
命日なので、亡くなった時の話。
なんか乳房が1個だけ腫れてるなぁ・・・ってことで病院へ。
私は、レイが年も年だしで乳がんを疑っていました。
その前の犬も乳がんで亡くしていた私は、まだこの腫瘍が小さいうちに手術したかったんです。
乳がんて、腫瘍がどんどん膨らんできて、膨らんで膨らんで破裂します。
破裂というけど、パーンと割れるのではなくて、少しずつ割れてくるというか・・・
病院の待合室でレイを撫でまくっていたら
あごの下に丸い腫瘍ができてるのを発見しました。
レイはレンと真逆で、甘ったれで人が大好きなコでしたから
あごの下なんて触ろうとすると、手をべろんべろん舐めてくるので
そういえばいつの間にか、あごの下ではなく頭を撫でるようになっていました。
その為、あごの下にこぶが出来てる事にきづくのが遅れてしまいました・・・。
先生に診てもらったら
「乳がんかどうかを調べるよりも、あごの腫瘍のほうが心配です。」とのこと。
先生によると・・・
悪性だった場合、リンパの癌になる。
リンパは全身にまわってるので、腫瘍を取るだけでは治らない。
抗がん剤で抑えることしかできない。
激しい副作用がある子もいる。無い子もいる。
そして進行が早いので、抗がん剤をしない場合の余命はあと1ヶ月くらい、だそうだ。
べろべろ手を舐められる事なんて全然よかった。
手を腕を洗えばいいだけのことなのに・・・。
体の異常に早く気づく為にも、もっともっともっともっと全身を触ってやらなくちゃダメだった。。
で、癌かどうかを調べてもらって
癌である可能性が濃厚だという結果になった。
抗がん剤をしてもきくかどうかわからない。
激しい嘔吐を伴う苦しい副作用があるかもしれない。
でも何もしないと1ヶ月・・・
あとまぁ・・・お金には変えられないけど、費用も高かった。
1週間に1回の抗がん剤が2万円、それを半年以上は続けるんだそう。
1ヶ月8万×半年以上・・・
それで治るなら、全然構わない。
でも苦痛を与えるだけ与えて、亡くなってしまうかもしれないのだ。
言葉が通じるなら
これこれこうで、抗がん剤で副作用があるんだけど
治るためにがんばろう！って言えるけど、レイには通じない。
何でかしらないけど、ものすごい吐き気がして吐いて苦しい・・・っていう状態になる。
リンパの癌は、死ぬ時は苦しんで死ぬんですか？
と先生に聞いた。
癌の中ではそこまで苦痛を伴わないほう・・・らしい。
（奥に見えるのは、今も健在の実家犬くん。）
私は、数日後
抗がん剤をしない事を選んだ。
残された余命の1ヶ月をレイと今のまま一緒にいる。
少しでも苦しくないほうを選んだ。
だって、レイはものすごい元気なのだ。
散歩に行けば喜んで引っ張るし、年とっただけでまったく元気なのだ。
あたしの選択は賛否両論あると思う。
けどこのままでもそこまで苦痛じゃなくて亡くなれるなら・・・
苦しい延命治療によって、日にちを数ヶ月？延ばす事がレイの為に本当にいい事なのかどうか。
そして抗がん剤に耐えた後、乳がんが悪性だった場合は・・・と色々考えた。
でも一番大事なのは「いかにレイの苦痛を最小限にできるかじゃないか」って思った。
物凄く悩んだ。苦しかった。
けど、私はこの選択をした。
そして1ヶ月と言われたレイは、その後元気に10ヶ月が過ぎた。
しかしその間、乳がんが進行した。
乳がんが膨らんで、ソフトボールよりも大きいこぶになった。
こぶがあるだけで元気なのだが、このままでは破裂するのはわかっている。
でも手術をしても、リンパの癌で明日にでも亡くなるかもしれない。
1ヶ月が10ヶ月になってるのだから。。
病院にいって、乳がんの破裂を待つくらいなら
手術で取り除けないか相談にいった。
そしたら今度は、ここまで大きくなってるともう難しいといわれた。
最初にあんなに小さい時に病院に行ったのに！
何も出来ないまま・・・少しずつ腫瘍が割れてきてしまった。
6月だったので膿みにウジがわいたりした。
割り箸で取ってやった。
患部を消毒してあげた。
膿独特のにおいがしていた。。
破裂しはじめてから2週間くらいで、レイはとうとう立つことができなくなった。
立つことができなくなって2日後、亡くなった。
全盛期28kgあった体重は21kgになっていた。
結局乳がんで亡くなったんじゃないかと思うのですが・・・。
タイムマシンがあって、10ヶ月も生きていられる事が知れたなら
乳がんが小さい時に、腫瘍を取る手術をしてあげるのが一番いい選択だったんだと思う。
抗がん剤は、レイの場合やらなくてよかったと思う。
あたしの選択は一つ間違って一つ正しかった。
さっき、一周忌のお参りにレンと一緒に行って来た。
レイに会って来たような気がする。
そして今日このブログでレイの事を書く事によって、またレイに会えた気がする。
ブログもやってなかったし、レイの写真あんまり無いんだよなぁ・・・。
だからレンはほぼ毎日撮っている(笑
レンは毎日毎日、毛がつこうが舐められようがあたしに触りまくられている。
今日はコメント欄閉じちゃいます。
長いし、ここまで読んでくれた方がいたらそれだけでもう感激なのです。
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