天皇生前退位 有識者会議における専門家意見 | 群青

天皇生前退位 有識者会議における専門家意見

さすがに、安倍官邸が選んだ有識者。
生前退位に反対が2人。
うち、平川東大名誉教授は、天皇のやる事が気にくわない臭いをぷんぷんさせ、明仁天皇ビデオメッセージを憲法違反に近い・・・とまで言い放っている。
もう一人の反対者、大原國學院大名誉教授は、「天皇」は「存在」するだけが価値
。つまり、黙って息していればいいんだよ・・・とのこと。

まだこれに続くヒアリングをして、年末から年明けに一定の結論をまとめて公表する予定だそうである。

 

■ 天皇陛下の生前退位で有識者ヒアリング、「憲法違反に近い」と反対意見も THE HUFFINGTON POST 11月8日
(全文)
天皇陛下の生前退位に関して政府が設けた諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が11月7日、憲法や皇室制度の専門家らを招いたヒアリングを始めた
。この日は5人が意見を述べたが、退位に対しては5人のうち2人が賛成、2人が反対1人が慎重とする内容となり、意見が割れた。

この日見解を提出したのは、平川祐弘・東大名誉教授、古川隆久・日大教授、ノンフィクション作家の保阪正康氏、大原康男・国学院大名誉教授、所功・京都産業大名誉教授の5人。それぞれの意見は以下のようになっていた。


■反対・慎重の意見

平川祐弘・東大名誉教授

天皇は日本の歴史上の存在。今の陛下は国民統合の象徴としての責務を国事行為だけではなく「旅」にあると表現され、自ら開拓した自負心をのぞかせたことはその通り。それを次の皇位継承者へも引き継がせたいご意向だが、個人的解釈による役割を次の天皇へも課することになる。ご自分で拡大解釈した責務を果たせなくなるといけないから次に引き継ぎたいという個人的なお望みをテレビで発表されたのは異例だ。それを特例法で対応するなら憲法違反に近い。悪しき前例となり皇統が内側から崩れかねない。

また、会議後、記者団に「(天皇陛下が)ご自分で定義された天皇の役割を果たせないから退位したいというのはおかしい」と述べた


大原康男・国学院大名誉教授
1つの「平成」元号の下で陛下とともに歩むということが国民の一体感が国の安定と調和を保ってきた。「ご存在」の継続そのものが国民統合の要となっている。ご公務だけが象徴を担保するものではない。「生前退位」制度ではなく、皇室典範の改正で、高齢を退位できる条件に加え摂政を置くことを提案する。


古川隆久・日大教授
皇位継承の安定性確保のためには避けるべき。しかし、安定性が多少とも損なわれる可能性を承知の上で、国民の意志として天皇の意向である生前退位を認めるのであれば、それを否定すべき理由はない。ただし、その場合は、有識者会議が国民に必要な情報提供を行った上での世論の動向が判断の根拠となるべき。認める場合、典範改正により恒久制度化すべき。


■賛成の意見

ノンフィクション作家の保阪正康氏
現在の憲法と一体化、あるいはその精神とつながる形の皇室典範(あるいは皇室法)が望ましい。今なら新しい視点で改正できるはずである。特例法によって「生前退位」を認めるにしても、それは現在の皇室典範の改正を前提としての法律でなければならない。

記者団に「陛下がお気持ちを述べているので、私たちの時代で新しい皇室典範をつくる(べきだ)」と主張した


所功・京都産業大名誉教授
高齢化のみを理由に決心された「高齢譲位」の問題提起を真摯に受けとめる。その御意向に沿った現実的な法整備のため、単行の特別法を迅速に制定して(もし時間的に可能ならば皇室典範の第4条などを改正して)、その実現に必要な関連事項の検討も早急に進めて頂きたい。

 

■有識者会議の進め方

ヒアリングでは、(1)天皇の役割(2)天皇の公務(3)公務負担軽減の方法(4)摂政の設置(5)国事行為の委任(6)退位の是非(7)退位の制度化(8)退位後の地位や活動について、という8項目に対しての意見を求めていた。

会議は座長を今井敬経団連名誉会長が務め、座長代理に御厨貴東京大名誉教授が選任されている。初回となった7日に続いて計3回のヒアリングの実施が予定され、会議のメンバーとの意見交換を経て2016年末~年明けに論点を整理して公表、その後、政府は2017年の通常国会での関連法案の提出を目指している

●世論調査と大きく異なる専門家さん達

毎日新聞大阪朝刊の9月世論調査は、次のとおりだった。
 

毎日新聞が3、4両日に行った全国世論調査では、天皇陛下の生前退位に「賛成」は84%を占め、「反対」は4%だった。賛成と答えた人のうち、84%が「将来の天皇も生前退位できるように制度を変えるべきだ」と答えており、恒久的な制度を求める声が強い。(5面に質問と回答)

皇室典範には生前退位の規定はない。退位に「賛成」と答えた人に、政府はどう対応すべきかを聞くと、「今の陛下に限り生前退位できるようにすべきだ」は12%だったのに対し、「将来も」が84%を占めた。憲法は、天皇は「国政に関する権能を有しない」としている。おことばの表明憲法上の問題があると思うかを尋ねたところ、「問題はないと思う」が60%、「問題があると思う」は7%で、「わからない」は22%だった。【今村茜】

また、9月朝日新聞の世論調査では、「女性天皇」や「公的行為」(各種国民行事や被災地お見舞い)も質問し、同様に集計している。これより、次のとおりである。

「生前退位」賛成:       毎日84%、朝日91%

「今後の天皇も生前退位」: 毎日71%、朝日76%
「女性も天皇」賛成:      朝日72%
「公的行為の重要度」     朝日87%

これが平準的な民意である。
カビの生えた平川は、明仁天皇の公的行為を「個人的解釈」と断罪したが、とんでもない。公的行為の重要度を87%の国民が支持している。平川は新聞なんか読まない学者なんだと分かる。

英国の女王様も格好いいし、愛子さまが将来の天皇になったっていいじゃないか。安倍内閣だって、(口先では・・・
)「女性の活躍」だとか言っているし。

つまり、5人中2人が生前退位認めない等のとんでもない専門家。というか、この長寿社会なのに、カビがはえた「国民の象徴」イメージのようにしか感じない。
息をして黙って閉じこもって居ろよ・・・・とは、天皇を手玉にとってしまうつもりなんだろう。しかし同時に、尊皇右翼の人達って、こんな逆賊もどきを何故に放っているのか、右翼としての至誠を示すのが筋だろうと思う。
とてもじゃないが、そんなのは現代やこれからの日本の国民の象徴とは思えない。

 

 


明仁天皇と美智子妃殿下のアグレッシブな被災地慰問や戦跡等慰霊の旅は、感動的ですらあった。それになんといっても、お二人ラブラブっ (^^)/
心臓周りの手術をされた明仁天皇には、元気な譲位生活を送って頂くのが、国民的な願いではないだろうか。
自分達国民があちこち慰問や慰霊に行けないんだから、天皇と皇后には、代わりに行って貰って本当に有り難い。
これからの象徴天皇も、品位がありかつイメージの良い行動を続けて頂けたら・・・・と思う。

 

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