キングダムの前の時代を、横浜の「王欣太 原画展」で観るのです。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~
諸君、ご壮健かな。


今、人気沸騰の漫画。



キングダム。


秦の始皇帝が乱世をまとめあげていく過程で、信が成長していく中国の戦国時代末期の話だ。

そこに出てくる主要キャラクター春申君は、戦国四君と言われ畏怖されている。しかし、四君というくらいなので、他にも三君がいる。

孟嘗君。
平原君。
信陵君。

この三人が勇躍した、キングダムより少し前の世界を描いた作品が。




達人伝だ。


ここにはキングダムでは伝説となっている、白起・王コツ・藺相如などももちろん出ている。

この作品の作者は、蒼天航路で人気を博した王欣太先生だが。横浜で行われているのが。



その王欣太 原画展。

キングダムと比較して、無常感にあふれどこか世俗的な画風。

キングダムを格闘技に例えると。



こちらは舞踊のごとく。


もちろん、キングダムでは年かさを増した人物も、ここでは若かりし姿で登場する。

あの傑物・呂不韋ですら。



こんなにスマートで男前。
※青い服の人


うーん、見いる。

この2作品を見ていると、思うのは「戦争」の二文字の下には、多くの屍が横たわっていること。

夢があって。
愛する人がいて。
笑って泣いて。

昨日の夜は、同じく輪になって酒を酌み交わした仲間が。次の日には冷たくなって動かない。

どんなにか哀しかったろう。そして明日の己を重ね、どれだけ怖かったろう。


簡単に人は言う。
「弱肉強食」

しかしその「肉」という残酷な存在は、確かに息づいていた。


その鼓動が聞こえる2作品を読むと、私の胸は軋み苦しくなる。苦しくなるのだ。










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