※この記事は過去記事の再構成です
皆さん、お元気ですか。
さて正月の生活を潤してくれるもの。感動的な映画?家族の団欒?それももちろんあるでしょう。
しかし、私たち哀戦士(ヲタ)の干物より乾いた心を癒すのはこれでしょう。
パチモノ。
かつてこの日本も、そういった癒しの奴らが闊歩していた楽園でした。その遠きノスタルジックを呼び起こしてくれる品。
ご覧ください。
駄菓子屋のおばあちゃんの座る席の後ろの壁に、虚ろにぶら下がっていたような品です。主役級のヘルメットをかぶった青年の顔が、梅雨時の空模様よりも曇っているのが印象的です。
さて、それでは詳しく見てみましょう。
勇ましい戦士は、肝臓を壊して黄色の顔になっても戦うのです。大きくバツ印を出しているウルトラマン的な者の制止も振り切ります。そのウルトラマンも、顔が青いので具合が悪いのでしょうか。
ロボットも華麗にダンシング。
よく見ると、赤と青と黄色、そして黒を組み合わせたシンプルイズベストな素晴らしい配色。決して印刷代をケチったわけではありません、これは芸術なのです。もはや紙帯ではなく神帯。
そして中央部のヒーロー。
ウルトラセブンとタロウの兄弟が、フュージョン合体して暗黒面に滑り落ちたかのようです。
さて、この双六。中身を観たいところでありますが。貴重な品なので残念ながら・・・。
数十年の時を超えて、降臨するのです。