[コラム] 君はアリイの「イエローカーン」を知っているか? | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

※この記事は過去記事の再構成です



皆さん、お元気ですか。



先日、アリイがお届けした驚愕のロボット?「ロボボート」。

※脱力記事 → ここ


売れなかったボートのキットに、売れなかった太陽系戦隊ガルダンのロボシリーズをくっつけたあの脱力キット。その事実を知ると、一つの疑問に行き着きます。


アリイのボートキットはどんなものだったのか?


ボート競技と言えば、一人の運転手がストイックにスピードを削る世界。それを見事に表現したキットとは?


それではご覧ください。






仲良く並んでブーン。


「先頭はずいぶん先だなー」

「そうだねー、お腹すいたねー」


そんな会話が聞こえてきそうなのどかな趣。


どうしてなのでしょう。こんなにも画力があるのに、なぜか緩くけだるい雰囲気がぬぐえないアリイの箱絵。才能です、これはもはや天才です。





「ォフロであそべる!」



なぜか「ォ」が小文字。


ふと気が付きました、イエローカーンという名前が意味不明。あのシャアを罵倒するピンク色の髪したおかっぱ娘?それともストロング金剛みたいなヘアスタイルのプロレスラー?



さて、その横を見て妙に納得します。




ボートキットがたくさん。


ボートの需要はそんなにあるのでしょうか。そういう疑問がわいてくる時点で、嗚呼、だからロボボートに・・・そう納得して膝を打つのです。


そして中でも異彩を放つのが。





アメーリカーン!


チェロキーと言えばアメリカンモータースの名車。アメリカの魂なのです。


しかしこの会社はクライスラーに買収され、さらにクライスラーもイタリアのフィアットに買収されるというマトリョーシカのごとき哀愁。アリイの脱力を象徴するようで涙を誘います、笑い涙ですが。



さあ、開いてみましょう。





シンプルイズベスト。


ロボボートの船体とは若干フォルムが違いますが、流れは汲んでいることは一目でわかります。首だけがない胴体が、右と左でずいぶん違います。


そうです、きっと親子だったのです。仲良いのも合点なのです。



そして恒例の。





箱裏説明書。


はめ込み式だと水が漏れてくるのではないか、という疑問は湧くはずもありません。









(過去のエセガンダム記事 )