諸君、ご壮健かな。
かつて。
この日本は光り輝いていた。
高度経済成長期を人は駆け抜け。
喧噪のバブルを超え。
悲しい時期を乗り越えた。
そして安倍晋三の経済政策の下。
復活の兆しを見せている。
その栄枯盛衰を、悠然と見守ってくれたもの。
それは。
東京タワーである。
その雄姿は。
あの巨大な東京スカイツリーと違い。
どことなく温かい。
この場所を。
今、海賊王たちが占拠しているという！
私は、義憤に萌え、もとい燃え。
早速潜入を試みた。
む！
さっそくの分かれ道。
トナカイの足跡をたどり、まっすぐ行くとタワー。
下るとジャブロー、もといサンジのレストラン。
私たちはまず。
こちらの潜入を試みた。
東京ワンピースタワー。
ここに踏み入れると。
私が圧倒されている？
仲間たちとの出会いのシーンが。
この一つ一つの出会いを超えて。
麦わら海賊団は結成されていった。
その一人一人が明るく笑いながら。
心の中にそれぞれ悲しみを抱えている。
そして、仲間たちはサニー号に乗り込み。
新世界へと旅立ったのだ！
その苦難のはざまに。
仲間たちは酒を酌み交わす。
トニートニーチョッパーは笑い。
サンジとゾロは食べ物を取り合う。
ブルックは楽しい曲を奏で。
フランキーはそれに合わせ踊る。
ああ、いいなあ。
麦わら海賊団。
そう一番思っているのは。
きっとニコ・ロビン。
あまりに重い過去を背負い。
生きる意味を失っていた彼女。
そこから救い出してくれた仲間たちの笑顔を。
見守る彼女もまた笑顔。
ああ、心までも。
鬼斬り。
なんだか切なくも。
すごく温かくなった。
さて。
上へ登ろう。
そこはまさに新世界。
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←つづく