[コラム] 君はモビルフォース「ザイック」を知っているか。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

※この記事は過去記事の再構成です



皆さん、お元気ですか。



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禍々しいオーラ。


目つきが悪いです。背景はドズル・ザビのような怨念こもったモヤモヤ。


なんでしょう。


手にほらに入るポケットサイズは果てしなく軽いのに、腕が千切れるほどの、ものすごい重圧を感じます。


それでは、箱絵を堪能してみましょう。



ザイック。


地上戦闘用と書いてありますが。


見ればわかります、

サイですから。


どうしてサイをセレクトしたのでしょうか。箱を開ける前に、開発者の脳を開けてみてみたいものです。


頭に着いた3つの角がかわされたら、絶対に負けてしまうという、散り際の美学の潔さが涙を誘います。


1/255ですが、元の大きさが全く分かりません。まあそんなに興味もないのですが。



それでは、横を見てみましょう。



仲間たちのご登場です。


以前の記事を思い出し、気が付きます。


知らないやつがいます。


恐竜。

犬。


子供には人気のキャラクターがモチーフなのに、まったく愛することができない自信があります。


それぞれの名前も書かない、鬼軍曹ぶり。

このスパルタ教育で、思春期に少年から大人に変わっていくのです。



さて、開けようとして。

どうしても気になるのです。



どうしてもフタが閉じない。


中にくすぶる怨霊が、私の圧力を押し返しているのでしょうか。この荒ぶる神を前に、ロトの武器を探す旅に出たほうがいいのかもしれません。


嗚呼、この世のみなさんすいません。

私をお許しください。


開けます。


中からとんでもない瘴気を発する悪魔が召喚します。きっと地球を浄化すべく、アクシズが落下していきます。


でも。



開けます。



いでよ!

凶悪なサイの怨霊よ!






なんということでしょう。


パーツが6個。


しかも4本の足がとんでもなく哀愁を感じます。軽くあぶってお召し上がりください。


目をつぶっても作れそうです。


それなのに箱の裏には。



丁寧な説明書。


「せっちゃくざいはつかいません」


バンダイのはるか前に接着剤を省略したハイクオリティ。そもそもこの説明書は要るのか、そこから疑問がわいてきます。


そして、さりげなく色を塗っています。プラカラーだけでもバンダイに協力する姿勢、なんと美しいのでしょう。


でもふと思います。


塗ったほうが格好悪いです。



そして、ふとパーツを箱に乗せてみます。



パーツが箱より飛び出ているのです。


これでは蓋がしまるわけもありません。



少年にこびない東京マルイ。


すでに男気すら感じさせます。













(過去のパチモノ記事 )

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