(コラム)日本のパチモノ紛争「コスモス裁判」を知っているか?① ~栄光の日々~ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

皆さん、お元気ですか。



韓国では有名な「ガンダム知的財産裁判 」。

前回は、その驚異の判決内容について書きました。


しかし、実は日本でも大して変わらない騒動があったのです。


それは、玩具のオールドファンなら一度は見たことあるあの自販機。

その製造元である会社が、ロッテに起こされた裁判。


コスモス裁判。





以前、存在した中小玩具メーカーに「株式会社コスモス」という会社がありました。


この会社、自分のところで開発した小型のおもちゃを、「ガチャガチャ」で販売を開始しました。

このころは、機械もおもちゃもオリジナルでした。


なんと最盛期には50万台!


しかし、このころからアニメ人気が爆発。

それに伴い、コスモスはとんでもない暴挙に出たのです。


「宇宙戦士ガンダム」。

その進化版の「ダンガム」。

「チョロQ」を劣化させた「チョロカー」。


ほかにもいい加減な出来で、「なめ猫」や「ルービックキューブ」をパクっていたうちは良かったのですが。

ついに、とんでもないものに手を出しました。



それは「ビックリマン」シール。


これに合わせ、コスモスはお約束の「ドッキリマン」シールを発売。

その発売から半年あまりで1,000万枚を売上げ、会社は順風満帆!


しかし、その泥船がついに沈む時が来たのです。



長くなったので、続きは後日。








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