続・萌えの発動条件についての考察。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。


最近、豪華版の北斗の拳が出て。
貪るように読みふけっているのだが。

数々の男たちとケンシロウが拳を合わせ。
心を通わせていく様を見て再認識した。

「萌えとは落差から生じるのだ。」


萌えとは何か。

以前、熱く述べたが。
それは落差に起因する。

芦田愛菜ちゃんが大人っぽい発言をする。
厳しい女教師が普段は甘える。

この落差に萌えが発動するのだ。


トキはすごくいい人。
最期の最期で清く散り。

そのはかなさは心を激しく打つ。


しかし、それをはるかに凌駕する悲しみ。

サウザーはお師さんのひざのうえでこと切れた。
シンの凶行は激しいまでの優しさだった。

そして、ラオウは秘めた愛を抱えたまま叫ぶ。

「わが生涯に一片の悔いなし!」


この落差に。
私は慟哭の声が漏れそうになる。

その苛烈さの裏にひそんだ。
心の温もりに触れて、魂が発熱するのだ。


嗚呼、偉大なる「萌え」。











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