諸君、ご壮健かな。
シノーブック「あいつ使えねえな。」
でた。
でたよ、負の言葉。
陰でこき下ろし。
表で嫌みを言うパワハラ男。
シノーブック。
シノーブック「俺には親友が二人いるんだ。」
シャア!「そうすか。」
どうでもいい。
象の足の裏の色くらいどうでもいい。
そんな思いなど通じるわけもない。
シノーブック「それは、アポリーとエリック。」
シャア!「へえ。」
感慨ゼロ。
どうでもいい会話は、忘却の彼方に消えていった。
で、数日後。
たまたまアポリーと会い。
酌み交わしていると、ふと。
アポリー「エリックとはじめて話しました。」
シャア!「ほう!」
その二人が出会う。
なんという偶然だろう。
親友がトライアングルで仲良くなるのか。
しかし、アポリー。
思いがけない一言を吐く。
アポリー「エリック、シノーブックだけは生理的に合わないって言ってました。」
シャア!「!!!」
アポリー「私もなんか合わないんですよねえ。」
・・・。
愛情は時として一方通行。
シノーブックの思いはいつもだが。
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