正確に言うと。
飲まされていた。
関西弁の恐怖の大王ヌックンと。
アホなのに偉そうなシノーブックと。
マシュマー様と鬼畜男ブロッケンもいるが。
二人の圧力に鼻じろんでいる。
ヌックン「シャア!、お前、痛いなあ。」
来たよ。
やはり来た。
さらに。
シノーブック「昔、ホントダメなやつがいて…。」
シノーブック「生意気なんだよ、あいつ昔から。」
シノーブック「昔、友達がいて…。」
うっせ!
昔昔言うんじゃねえ。
今を生きろ、生ゴミ野郎!
でも。
友達なんて彼にはいないのはわかっている。
嫌みばかり言うから。
それを知っているので、私は黙って聞いている。
嫌だけど、同じ空気を吸うのも。
そして、宴もたけなわ。
マシュマー「さて、ここらへんで…。」
無駄に盛り上がりを見せる会を。
強引に閉める男。
素晴らしい。
そして、外に出る。
気がつくとヌックンはいない。
そりゃないぜ、セニョール。
目の前にはとんでもない千鳥足のシノーブックが!!!
どうすんのよ!
とりあえず強引にタクシーに押し込もうと。
私はシノーブックの背中をぐいぐい押す。
しかし、シノーブックは。
タクシーの屋根にてをついて、乗ろうとしない!
帰れよ!
頼むから帰ってくれよ!
この場にいる全員が望んでいるんだよ!
私は困って後ろを見る。
するとマシュマー様とブロッケン。
トンズラしてやがる。
ふ・ざ・け・ん・な!
(もういいや。)
私は諦めて。
一人でタクシーにのった。
そして、後ろを見てみる。
シノーブック。
六本木の夜に消えていく。
私は脱力感にたえられず。
タクシーで眠りについた。
そして。
事件は翌日。
(つづく)
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