諸君、ご壮健かな。
さて、続きだ。
私はある方策を思い付いた。
そうそれは。
ガムテープ。
粘着力の強いガムテープを惜しげもなく使い。
この寒風吹き込んでくる、忌々しい通気口をふさいでやるのだ!
(ザマミロ!!)
私はあざけりの笑いを通気口に浴びせながら。
ガムテープを掴み、トイレットへ走る。
尻に手を当てながら。
そのすれ違いざまに。
熟練の勇者(年配社員)が一言。
「どんだけ我慢してるんだよ。」
もう!また!
なんで、みんなそんな疑惑を!
こっちは命はってんだよ!
私は個室で長ズボンの内側から3本のテープを貼り。
一息ついて席に座る。
「お、すっきりしてるな!」
天然の上官(上司)の声など気にしない。
だって私の弱点は克服済みだ。
しかし、数時間たったころ。
(ん・・・?)
私は身体の異変に気がつく。
(つづく)