長ズボンとの仁義なき戦い② ~戦場は泥沼~ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



さて、続きだ。


私はある方策を思い付いた。

そうそれは。


ガムテープ。


粘着力の強いガムテープを惜しげもなく使い。

この寒風吹き込んでくる、忌々しい通気口をふさいでやるのだ!


(ザマミロ!!)


私はあざけりの笑いを通気口に浴びせながら。

ガムテープを掴み、トイレットへ走る。


尻に手を当てながら。


そのすれ違いざまに。

熟練の勇者(年配社員)が一言。


「どんだけ我慢してるんだよ。」


もう!また!

なんで、みんなそんな疑惑を!


こっちは命はってんだよ!


私は個室で長ズボンの内側から3本のテープを貼り。

一息ついて席に座る。


「お、すっきりしてるな!」


天然の上官(上司)の声など気にしない。

だって私の弱点は克服済みだ。


しかし、数時間たったころ。


(ん・・・?)


私は身体の異変に気がつく。




(つづく)