コンビニでの仁義なき戦い。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。


ソチオリンピックでは。

葛西紀明らオサーンが頑張っている。


しかし、そんなイケてるオサーンとは違うオッサンのお話。




ある日、私は。
配給所(コンビニ)に立ち寄った。

そこでは若者の戦士(バイト)たちが。
懸命に働いていた。

そのなかで、気になる戦士がいた。

(オッサン…。)


動きが緩慢というか。
オイルを五年さしてないエンジンみたいというか。

異彩を放っている。


私は温かいアールグレイの缶をカウンターにおき。
何かしらのドラマが起こらないかと胸を高ぶらせる。


「袋にいれますか?」

「いや、結構。」

「え?」

おっと。
え?と来たもんだ。


「えーと、えーと。」

「・・・。」

「じゃあ、レジに・・・あつ!」

オッサンは熱さに驚き、缶を落とす。
この慌てぶりは、テレビジョンで見たヘイポーのようだ。

しかし隣の学生はひょいと缶を掴み、レジに通す。


私は支払いをすませ、缶を掴み。
内心で(あつ!)と思いながら立ち去ろうとする。

その背中に。

「せめてふくろだけでも!」






オッサン。

シーユー。



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