[コラム] 君はアオシマの「超攻戦士ザクレス」を知っているか? | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

※この記事は過去過去の再構成です



皆さん、お元気ですか。



さて、久しぶりにパチ物を手に入れたので、とりあげたいと思います。

※過去のパチ物記事 ⇒ ここ


さて、今回取り上げるのは、アリイと並ぶ歪んだオマージュの巨星・アオシマ文化教材社がお届けします。


さてその神のような神々しさを放つ、伝説の機体の名は。


超攻戦士ザクレス。


機動戦士ガンダムの再放送が大ヒットし、ガンプラブームが席巻している1983年。


そのロボットはテレビも無視し、唐突にプラモデルとして現れました。


それでは、まず箱絵を見てみましょう。






機動戦士ガンダムに出てくるザコキャラ「ボール」に、足をはやして機動性を低下させたような機体。


さらに。

右下の文字に注目してください。


「この箱の絵はバッシュをよりリアルに表現したものです。」


なんということでしょう。


たいしてカッコよくないのに、これよりも本物の質は下だという、控えめというか卑屈というか。


唯一の武器であるバズーカを放つと、その反動で、後ろにひっくり返りそうです。


それでは、箱の横を見てみましょう。




なんということでしょう。



バッシュの武器は「防御用のビーム砲1」。


なんとこれはビーム砲でした。


しかも、攻撃された際の防御用とは、心なしか後ずさりしているようで、涙を誘います。


それでは反対側を見てみましょう。





仲間たちがずらり。



あ、ここにストーリーが書いてありました。

抜粋してみます。


時は宇宙暦57C・A・P。

ここイースタン星はガギア帝国星団(中心星はゴーゴン星)の一植民星である。

イースタン星に生まれ育った若き人類種はガギアの圧政に対し、かつてゴーゴンの有能なる科学者であり今はイーストン星に強制移住を命ぜられた老人ワコーとともに、長く苦しい独立への戦を開始した。

闘え!!若き超攻戦士たちよ!!


この文章をの固有名詞を変えてみると、恐ろしい事実に気がつきます。


それは。


機動戦士ガンダム

と同じストーリー。


ここまで来るとオマージュでしょうか。

違いますね。


さらによく読むと・・・。

微妙に誤植があるんですけど・・・。

C・A・Pってなんでしょう・・・。


そんなことを考えると発狂しそうです。



さらに、仲間たちを見てみます。

ザクレス、ゴルメス、バッシュ、マグオス。


なんとなく聞いたことがあるような。

そして見たことあるような。


なぜでしょうか。

目頭が熱くなってきました。



それでは、中を見てみましょう。




意外とパーツが多いように見えます。



いや。





そうでもないようです。



箱に説明書。

パーツも関節をなくす斬新さで、必要最低限。


なんともエコロジーな正義の味方です。








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