諸君、ご壮健かな。
さて、延々と並ぶこと1時間。
昭和が終わってからもう25年。
ここの時間は止まっているかのようだ。
おー!
東京タワーって下から見るとこうなってるんだ!
なんて無理にテンションを上げてみても。
思わず本題を忘れそうになる。
こののどかさ。
さて、入場間際となった、その時。
前に並んでいた、でっかい一眼レフをぶら下げた店員。
レフ男「あのー・・・。」
係員「はい?」
レフ男「トイレ行っていいですか?」
係員「はい。どうぞ。」
そう言って姿を消す。
1分・・・。
2分・・・。
5分・・・。
帰ってこない。
なんか私が勝手に焦ってくる。
係員「・・・。」
シャア!「・・・。」
係員「あの・・・。」
シャア!「ん?」
係員「よろしかったらどうぞ。」
困った係員。
レフ男をついに見捨てた。
入ると。
おお、秘密道具とドラえもん。
なんとも微笑ましいが。
あんまり見おぼえがない。
読んでみる。
「気にいらない人をいなかったことにするスイッチ」。
藤子・F・不二雄先生、ダーク!!!
さて、途中にある。
ライバルのアンパンマンが気になる。
なにがって。
・・・。
なんだろう、このデジャヴ。
あ。
ナナイ「あ。」
シャア!「ん?」
ナナイ「レフ男出てきた。」
シャア!は振り返る。
100人くらい後ろに並んでいる。
いったい、どれだけトイレで、魔物と戦っていたのだろう。
こうやってあれこれ考えるのも、また楽し。
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