諸君、ご壮健かな。
さて、シャア！は。
日本橋にいた。
日本橋は全ての基点。
交通標識に書いてある「東京まで○○ｋｍ」。
この「東京」とはどこを指すんだろう。
そう考えたことがある諸君もいるはず。
この東京とうはここ「日本橋」をさすのだ。
全ての道はローマに通ず。
そう言った先人がいたが、日本では。
全ての道は日本橋に通ず。
そう言っても過言ではないだろう。
水面を観て見る。
現代の経済発展の副産物。
「ゴミ」が流れてくる。
「ゴミ」を見て、その生活を研究する考古学。
後年の考古学者がこれを見て、どう分析するだろう。
生活は、そこから伝わってくるのだろうか。
も思いをはせて見るが、きりがないので割愛する。
さて、今回やってきたのは。
三井記念美術館。
この歴史ある美術館で。
日本の風俗を学ぶのにふさわしい展覧会が開かれている。
それは。
大妖怪展 ～鬼と妖怪そしてゲゲゲ～。
この人間に密着した思想の塊の生物を。
シャア！は見ることによって、今日は歴史の旅に出たいと思う。
・・・1時間後・・・
妖怪。
これは、奇異なものではなく。
身の回りにあるもの。
粗末にした器が魂を持ち復讐したり。
人情を無視する者に、その不義を伝えるもの。
それはどこまでも教訓で。
先人が学んだ、世の中の心理を伝えてくれる。
それも、こんなにも鮮やかに！！！
現代と過去を結んでくれる彼らの姿を見。
シャア！の胸には熱いものが去来する。
そう。
この現代も、いつかは過去になるのだ。
口裂け女。
トイレの花子さん。
テケテケ。
人面犬。
現代も、様々な妖怪が生まれている。
その妖怪は、未来の子供たちに、どんな教訓を与えるのだろうか。
あ。
また一人、妖怪が生まれた。
身を持って我々に教訓を与えてくれる彼。
シャア！は思う。
彼は、本物のエンターテイナーだ！
- （参考文献：ゲゲゲの鬼太郎）
（過去記事の目次 ）
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