諸君、ご壮健かな。
今日はともに、刻を越えよう。
さて、少し前だが。
静かな路地を歩いていた。
子供が駆け回り。
作業員が掛け声をあげて物を運んでいた路地から近いのに。
不思議なくらいの静寂だ。
この神々しいとも言える場所に存在する。
それが。
都内の古墳は少なく、規模も小さい。
そのため話題になることも少ないのだが、この古墳にシャア!は興味をひかれるのだ。
なぜならば。
全国でも珍しい八角墳。
八角の形は昔、天皇陵だけの特徴といわれていたが。
この古墳の発見から、その定説が覆ったという。
そして。
これが、見つかった石室。
残念ながら埋葬者は不明だが。
7世紀前半の権力者が眠っていた場所。
すると。
シャア!はそっと手を当ててみる。
冷たい触感の向こうに。
歴史の静観者が、千年以上も眠っていた部屋がある。
その事実を思い、シャア!ははるか昔に思いをはせるのだ。
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