諸君、ご壮健かな。
私は今、ここに来た。
神戸の元町。
ここにやってきたのには、意味がある。
私のかつての部下・ギュネイが、ある事情で脱隊(離職)。
その彼と一緒に、シャア!が所属部隊(会社)を探して探して
やっと見つかった仕事場が、神戸。
一人でうまくやっているかな。
寂しがってないかな。
そう思って、大阪にやってきたシャア!は神戸に会いに来たのだ。
宿は岡山なのに。
神戸で飲んで、間に合うのかな。
でもいいのだ。
で、シャア!はふと思った。
エロ(零)が好きそうな名前だな。
でここには。
横浜の元町にもある、あのお洒落喫茶だ。
元町つながり?
と言いながら、最近、川崎にもあることも知ったりする。
で、歩いて行くと。
船員制服の店。
なんて、カルトな店なんだろう。
すごく、客層が限られそうな気がする。
さすが神戸。
大きな港があるから、こんな店も成立するのだろうか。
何とも魅惑的な街だな、そう思って歩いて行くと。
あ。
あれは・・・。
BAR「アクシズ」。
シャア・アズナブルがガンダムさん。
「ひゃー」という感じのシャア・アズナブル。
おおお、来た。
ついに来た。
そんな思いで見上げる。
テンションが上がる。
でも。
いつの6月だろう。
もはや、今年の6月のほうが近い。
脱力感が心地よい。
鎮座。
思わず手を合わせようとした時。
あいつがやってきた。
そう。
ギュネイ。
はしゃぎ過ぎだ。
というか、強引にかぶせたのはシャア!だったりするが。
久しぶりだな。
元気そうでよかった。
ウルウルする。
よかったー、よかったー。
さあ、ギュネイ。
行くぞ!
行くぞ!
気合が入った小隊は。
すでに臨戦態勢だ。
そんな入り口付近でウロウロする私たち。
そんなとき突然。
「いらっしゃいませーーー!!!」
店の扉が開いて、女性兵士(店員)が飛び出してくる。
ビビる。
心の奥底からビビった。
そして、通されて席に着くと。
おや?
ん?
うらやましいぞ。
この空間に、こんな人たちが。
ララァ・スンは、いくつになってもかわいいな。
そして話を聞いているうちに気がついた。
ここ。
横浜のジャブローと、ポイントカードが共通。
えええ?
系列店なのか。
もちろん、テム・レイの回路もあった。
ドリンクは共通のようだ。
しかし、フードメニューは違う。
普通にうまそうだ。
そしていくつかオーダーをして、辺りを見てみる。
MSVのゾゴック。
ガンダムカルテット。
へえ、と思っていると出てきた。
量産型枝豆。
これを食べながら。
青い巨星を飲む。
「ザクとは違うのだよ、ザクとは」
と心でつぶやきながら、量産型の緑色を食べまくる。
ギュネイ「たのしーっす!よく来てくれましたねー!うれしーっす!」
私もうれしーうれしーだ。
たのしーたのしーだ。
君のあの失職して消沈していた悲しそうな顔を覚えているだけに
その笑顔がものすごくうれしい。
そんな我々の前では。
F91が。
シーブック・アノーもいい奴だったな。
そう思っていたら、ギュネイがふいに口を開いた。
「ところでギュネイって、どんな奴ですか?」
・・・。
あ。
ギュネイ、知らなかったのか。
言いづらい。
だから、シャア!はオブラートに包んで説明する。
「頭がおかしくて、あっけなく死ぬ奴だ。」
この言葉に、ギュネイは反応した。
「あはは、なんっすか、それ!俺、ギュネイッス!」
ギュネイは、よくわからない喜びでいっぱいだ。
そんな楽しい夜は、あっけなく過ぎ。
おつりは募金箱へ。
半強制的に募金箱。
アクシズは恐ろしい空間だ。
さて、私は岡山に行かないと。
しかしギュネイは。
「二次会っす!」
・・・。
おい。
私は、岡山に行かねばならんのだ。
でも、飲んで飲んで。
「まだいいでしょー。」
「いいじゃないすかー。」
そう言うギュネイと語らって。
帰り。
新幹線に向かうタクシーの窓を開けて、大きく手を振るシャア!。
ギュネイ、がんばれよ。
また来るぞ。
でも、お陰で新幹線は終電。
酔っ払って、深夜の岡山をホテルを見失って徘徊することとなったとさ。
ちなみに。
ジョジョバーも系列らしい。
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